下関駅・唐戸エリア

桜山神社(桜山招魂場)

桜山神社(桜山招魂場)

SPOT DATA

桜山神社(桜山招魂場)
住所: 〒750-0061 山口県下関市上新地町2丁目6−22
TEL: 083-222-6735

1863(文久3)年、高杉晋作の発議により殉国の志士の霊を祀る招魂場をつくるために候補地を下関で探し、翌年下関新地の通称桜山に1865(慶応1)年に落成された神社です。
招魂場とは、国家の為に殉難した英霊を奉納した神社のことで、桜山神社が日本で初めて設立された招魂場になります。

当初は攘夷戦争による奇兵隊の戦死者の霊を弔うものとしてつくられましたが、その後の第二次長州征討や戊辰戦争の長州出身の戦死者も合祀されました。
さらに吉田松陰、高杉晋作、久坂玄瑞、山県有朋など明治維新の功労者である長州の指導者の霊も合祀され、今日では396柱の神霊が祀られています。

境内には招魂慰霊塔が整然と建ち並び、中央の松陰の塔だけが少しだけ高くなっていますが、あとは身分の差なくすべて同じ高さにそろっています。

1869(明治2)年には幕末維新に殉じた志士たちを慰霊する東京招魂社が東京九段に設立されました。これが1879(明治12)年に改称され、明治天皇の命名により「靖国神社」となりました。
靖国神社はこの桜山招魂場が原型となっています。