下関駅・唐戸エリア

巌流島

巌流島

SPOT DATA

巌流島
住所: 〒750-0092 山口県下関市大字彦島字船島648
TEL: 083-231-1350(下関市観光交流部観光政策課)
料金: 連絡船乗車料金 下関から 大人500円

巌流島は関門海峡に浮かぶ小島で、正式には船島という名称です。厳密に言うと唐戸周辺とは言えませんが、唐戸桟橋から船で渡るため下関駅・唐戸エリアに含めます。

古地図を見ると現在とはずいぶん形が異なり、これは戦前から島の周囲が埋め立てられたためで、日本軍の要塞地帯の一部となったこともありました。
戦後は移住者があり30世帯に達したこともありますが、1973(昭和48)年以降は無人島になっています。

巌流島が全国的に知られているのは、もちろん宮本武蔵と佐々木小次郎の日本史上最も有名な決闘「巌流島の戦い」が行われた地であるため。敗れた小次郎が名乗った「巌流」から「巌流島」と呼ばれるようになりました。
決闘の時期については1612(慶長17)年とされますが諸説あり、その経緯についても詳細は不明です。

NHKの大河ドラマ「武蔵MUSASHI」にあわせて2003(平成15)年に公園として整備されました。それとともに定期船も就航し、決闘の聖地として多くの観光客が訪れるようになりました。

公園には武蔵と小次郎の像が設置されて決闘シーンが再現されていますが、公園自体にはかつての殺伐とした戦いの雰囲気はみじんも感じられず、多くの船舶が関門海峡の急流にもまれながら航海している迫力のある様子が間近に見える絶景スポットです。これを見るためだけに巌流島に渡る価値があると言っても良いかもしれません。

決闘の像から少し離れた小さな浜に、いかにも武蔵が刻限に遅れて小舟を漕いでやってきたといわんばかりの、小舟のレプリカがさりげなく置いてあるのがセンスを感じさせてくれます。