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ふぐちりとは?

ふぐちり=ふぐ鍋

ふぐちりは、有毒部位を除いたふぐの身・骨付きのアラなどを昆布だしで炊いた鍋料理の事です。高価なふぐの旨味を存分に味わえる上、余すことなく食べ尽くせる料理です。
もともと、ちり鍋という食べ方は西日本を中心に広がり、東京にはふぐ刺の後に広まったようです。西日本ではふぐちりを「てっちり」とも呼んでいます。

ふぐちりで使用するふぐの部位は?

鍋に入れる部位は主に頭、口、中骨、カマ(いわゆるアラとはこれらを総称したもの)が中心ですが、それでは物足りないとぶつ切りの身の部分も入れるのが最近の主流になっています。
ふぐとともに白菜やえのきだけ、豆腐、春菊などを加えるとより美味しくお召し上がりいただけますので、是非お試しください。

当店の「ふぐちり」について

当店のふぐちりの特徴

当店のふぐちりは、お刺身と同様に活きた「とらふぐ」をさばき、ぶつ切りにしております。
刺身でも食べられるほど新鮮なので、鍋に入れて火が通った身のぶつ切り部分は、ぷりぷりのうちにポン酢でお召し上がりください。ふぐ特有の弾力と旨みを感じられます。

とらふぐの頭や中骨部分はよく炊く事で、骨からふぐ出汁が出て、後の雑炊が美味しくなります。もちろん頭まわりやほっぺたの身も、コラーゲンがたっぷり含まれておりますので余すことなくお召し上がりいただけます。

「ふぐちり」の主な材料

ふぐ(身の部分)

昆布

お好みの野菜(白菜、えのきだけ、春菊など)

豆腐

ポン酢・お好みの薬味(小ネギ、もみじおろしなど)

「ふぐちり」の美味しい食べ方

鍋にお水と昆布を入れ、沸騰する直前に昆布を鍋から出します。
アラ、身の順にふぐを入れ、再び沸騰するまで待ちます。出て来たあくは取り除きます。
野菜を入れ煮立ったら、ぷりぷりしたふぐを味わってください。

鍋の具が無くなったら、良いふぐの出汁が出ているスープで雑炊をお楽しみください。
スープにお好みでお塩をふり入れ、洗ったご飯を入れます。煮立ったらあらかじめかき混ぜた卵を入れ、火を止めて鍋にふたをして蒸らします。
器によそって刻みネギをかけたら出来上がりです。お好みでポン酢をかけてお召し上がりください。

様々なバリエーションが楽しめる「ふぐちり」

昔はちりの途中から味噌を入れることもあったようですが、近年はあまり聞きません。
どんな味わいなのかと、実際に当店でも味噌風味ちり鍋と、キムチ風味ちり鍋を試食しましたが、また違った味わいを楽しむことができました。

下関で鍋に入れる具材として一般的なのは、豆腐・白菜・しいたけ・えのき・ローマ*などです。
各地域や店によって入れる具材に違いがあり、東京では野菜は春菊だけといったお店もあります。また春雨や餅、うどん、麩などを入れているお店もあるようです。

鍋は数人で囲んでいただくものですので、あまり堅く考えず様々な具を美味しいふぐ出汁とともに楽しむつもりで、お気軽にふぐちりをお召し上がりください。

*ローマとは…
山口県で一般的に食べられているキク科の大葉春菊のことです。ローマ菜。香りは弱めで、葉は青梗菜のように丸くやわらかいため、一般的な春菊とは容易に判別が可能です。
イタリアから種が輸入されたためこの名で呼ばれるようになったそうです。