亀山八幡宮
SPOT DATA
- 亀山八幡宮
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住所: 〒750-0004 山口県下関市中之町1-1
TEL: 083-231-1323
「関の氏神」よばれ市内一円に氏子をもつ神社です。
唐戸市場とは国道9号線を挟んで山側の丘の上に鎮座し、境内には見どころがたくさんあります。
まず最初にご覧いただきたいのは「世界一のふくの像」です。国道からもチラリと見えますが、ぜひそばに行って世界一の大きさを体感してみてください。
ふくの像の横は、NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」でも登場した長州藩士・久坂玄瑞が、攘夷を決行するために外国船に向かって最初に大砲を撃った「亀山砲台」が置かれていた場所になります。まさにこの場所から近代日本の幕開けを告げる第一弾が発射されたと思うと感慨深いものがあります。
その近くに一対の御影石の狛犬がいます。向かって左側のものは幼い狛犬2匹を背と胸にそれぞれ抱え、右側のものは1匹を背負う、子連れ狛犬の像になっています。子持ちの狛犬は「子取り」と言い大変珍しく、子孫繁栄の意味があるそうです。
伊藤博文が見初めて奥方として迎え、結果として日本で最初のファーストレディとなったのは、この神社の茶屋にいたお梅さんでした。さらには床屋発祥の碑があったり、山陽道の起点の碑があったり、金子みすゞ関連の場所があったりします。景色も大変素晴らしいので、ぜひお詣りください。
そして忘れてはならないのは国道そばの大鳥居です。
御影石でできた鳥居の大きさも見事なものですが、その扁額である「亀山宮」の山の文字の部分にボールがはまっているのです。いつ頃からそこにあるのかは定かではありませんが、うまくはまったものだと思います。聞いたところ半世紀は経ってるんじゃないかということです。
不思議なのがそれがいつまでも落ちてこないところです。風雨にさらされて50年も朽ちないボールは、拝んでおけば入試であろうが就職であろうが試験に落ちないと言う人もいるそうです。