下関駅・唐戸エリア

前田砲台跡

前田砲台跡

SPOT DATA

前田砲台跡
住所: 〒752-0997 山口県下関市前田一丁目

幕末に長州藩が攘夷戦争に備えて構築した、関門海峡に面した中心的軍事施設です。その数20門を装備し、1863(文久3)年5月には初めて外国船に砲撃を加え戦果をあげました。
しかし、翌月すぐに米英仏の連合艦隊に報復を受け、破壊・占拠されました。

奇しくもこれが、西洋の軍事力の前に攘夷は困難であることを認識するきっかけとなり、倒幕・開国を目指す明治維新の具体的始動につながったのです。

下関戦争の激戦地の一つでもあり、日本の近代化のきっかけとなったこの砲台跡は、平成22年8月に「長州藩下関前田台場跡」として国史跡に指定されました。