下関駅・唐戸エリア

旧秋田商会ビル

SPOT DATA

旧秋田商会ビル
住所: 〒750-0006 山口県下関市南部町23-11
TEL: 083-231-4141
営業時間: 9:30~17:00(最終入館16:40)
休館日: 12/29~1/3
ライトアップ: 日没~22:00

1915(大正4)年に建てられた、日本の近代建築史を代表する和洋折衷の建物です。
明治末に台湾・朝鮮半島・旧満州に進出し、木材取引を中心に商社活動・海運業で財をなした秋田商会の本社ビル並びに建ち、住居として使用されました。我が国に現存する同種建築物としては、最古級のものになります。

特徴は塔屋と屋上庭園です。当時、塔屋の先端部分は自社船の下関港への寄港をいち早く確認するための物見櫓の役目をしていたそうです。
屋上庭園は国内でも最も早い例であり、世界的に見ても1、2位を争える可能性があるとされています。洋風のビルの上から松などの木々が生い茂り、和風建築(茶室らしい)の屋根がのぞいているのはユニークな光景です。

平成27年10月には、下関市指定有形文化財に指定されました。
屋上については残念ながら一般公開されていませんが、1階は下関観光情報センターとして利用されており、2階の和室は申し込みによって見学が可能です。また、夜間はライトアップも行われています。
この周囲を観光するには、まずはこのビルで情報収集をしてからスタートすると良いかもしれません。