下関駅・唐戸エリア

引接寺(いんじょうじ)

引接寺(いんじょうじ)

SPOT DATA

引接寺(いんじょうじ)
住所: 〒750-0004 山口県下関市中之町11-9
TEL: 083-222-0575/083-222-0514
営業時間: 拝観自由
定休日: 無休

引接寺は、1560年(永禄3年)に現在の北九州市門司区より移創された浄土宗の寺院です。
当時の建物は1945年(昭和20年)の大空襲で消失してしまい残っていませんが、有名な名工・左甚五郎の作と言われている大きな龍の彫刻がある三門は、18世紀に再建されて以降も戦災にも焼けずに残り、現在は下関市指定文化財になっています。

この三門には伝説があり、江戸時代末期、引接寺の前を通りかかった人が次々襲われる事件が起きましたが、その犯人は三門の彫刻の龍であり、武士によって龍は退治されたといわれています。実際に三門を見てみると、なるほど龍の胴体はスパッと切られています。
この龍を見るために引接寺を訪れる方も少なくないそうです。

江戸時代には朝鮮通信使が江戸に向う途中逗留した場所でもあり、日清講和会議の清国全権李鴻章が滞在した場所でもあります。引接寺から春帆楼に通じる小道は、李鴻章が講和会議に通った道として「李鴻章道」と名付けられています。
下関の隠れキリシタンとの関係があった寺という説もあり、下関の著名人のお墓もあるそうです。