関見台公園・櫛崎城址

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関見台公園・櫛崎城址

住所 : 〒752-0985 山口県下関市長府外浦町1

現在の関門医療センターの場所には、1956年（昭和31年）開館の旧下関水族館がありました。

老朽化が進み、さらに1999年（平成11年）に高潮被害を受けたため、唐戸地区に移転しました。その名残が関見台公園にある「鯨館」です。実物大のシロナガスクジラを模した、鯨に関する資料を展示している建物でした。

大洋漁業（現マルハニチロ）の本拠地が下関にあった時代、その寄付によって1958年（昭和33年）に建てられたものです。5円玉を投入すると頭部から鯨の潮吹きのように噴水が出るのが、子供心に楽しかった思い出です。

関見台公園自体は櫛崎城址の一部で、現在は本丸の跡地に石垣が復元されています。櫛崎城は室町時代後期の守護大名大内氏の家臣内藤氏によって築城され、江戸時代に入ると長府藩初代の毛利秀元によって整備されました。

しかし、一国一城令によって破却され、藩主の居館のみが隣接する現豊浦高校の場所にありました。関見台公園から続く住宅地に、当時の石垣が一部現存しています。