長府エリア

功山寺

noimage

SPOT DATA

功山寺
住所 : 〒752-0979 山口県下関市長府川端1-2-3
TEL : 083-245-0258
拝観時間 : 9:00〜16:30(最終受付)

仏殿拝観料 : 一般500円(団体20人以上:400円)
仏殿・法堂・書院等の総合拝観:一般700円
(※小・中学生は無料)

鎌倉時代末期に創建された禅宗寺院です。後醍醐天皇や足利尊氏の尊崇を得て大いに栄えましたが、戦国時代には毛利元就に攻められた大内氏の最後の当主義長がここで自刃したため、一時衰退しました。

江戸時代になると、長府毛利氏の菩提寺として再興されました。幕末には、京都から亡命した七名の親長州派の公卿(いわゆる「七卿都落ち」)の五卿が滞在した場所でもあります。

また五卿の滞在中に高杉晋作がこの地で挙兵し、藩論が分裂していた長州(萩)藩を一気に倒幕へとまとめた「回転義挙の地」としても知られています。

功山寺は、下関からの旧山陽道が長府城下町の入り口にかかるところに建立されています。総門をくぐると、鬱蒼とした樹木の先に山門が見えます。山門を通り、まず目に入るのは桧皮葺の仏殿です。

鎌倉時代に建立され、建立時期がはっきりした典型的な禅宗様の仏殿として貴重な建築であるため国宝に指定されています。

また境内には、現在は下関市立長府博物館として使用されている旧長門尊攘堂、明治維新の志士の霊を供養するため全国から集められた石で組まれた万骨塔、毛利家や大内家の墓所、長門国分寺の礎石、高杉晋作の騎馬像などがあります。