ふぐを楽しむ

小さくても気は強い?! 世界最小のふぐ・アベニーパファー

ふぐは一般的な魚と比較して、とぼけたような愛嬌のある見た目で、数多くのイラストやグッズになるなど、食用のみならず観賞目的としても人気があります。
ふぐマガでも以前、自宅で気軽に飼えるペットとして人気のふぐ、「ミドリフグ」をご紹介しました。(愛らしい行動が人気! 自宅で飼えるふぐ「ミドリフグ」

実はミドリフグ以外にも、人気を集めている観賞用のふぐがいることをご存知でしたか?
今回は、世界最小のふぐといわれている「アベニーパファー」をご紹介いたします。

世界最小のふぐ! アベニーパファーとは?

世界最小のふぐといわれているアベニーパファーは、もともとはインド南西部に生息している淡水魚です。
体の大きさは約3cmで、色は黄色で黒い斑点があるのが特徴です。また、小さいながらも弱い毒を持っている個体もいます。

アベニーパファーは、愛嬌のある顔立ちや可愛らしい泳ぎ方からペットとしての人気が定着しているため、ペットショップなどで見かけたことのある方も多いかもしれません。

ペットとして人気のふぐ、アベニーパファー

日本では熱帯魚好きの方を中心に、徐々にアベニーパファーの可愛らしさが注目され始め、現在はミドリフグと同じくペットとして人気を集めています。

アベニーパファーは、愛嬌のある顔や泳ぎ方だけでなく、飼い主に慣れてくるとヒレをパタパタさせて水面に近づき、エサをくれるのを待っているという可愛らしい仕草を見せてくれることも人気の理由です。

また、アベニーパファーはペットショップだけでなく熱帯魚を扱っているホームセンターなどでも簡単に手に入れることができるため、飼育方法に少し気をつかうだけで手軽に可愛らしい姿を楽しめるのが魅力です。

アベニーパファーを飼う際の注意点

アベニーパファーは可愛らしい顔や仕草で人気を集める一方で、気性が荒く、強い縄張り意識を持っているため、飼育の際は注意が必要な点もあります。

例えば、貝が好きなアベニーパファーは水槽内で繁殖した巻貝を食べてくれますが、同じ水槽内にほかの魚を飼っているとそれらも食べてしまう恐れがあるため混泳は難しく、工夫が必要です。

さらに、水槽の環境に慣れなかったり、ほかの魚と一緒に飼うことでストレスを感じると、寄生虫が原因となる「白点病」という病気になりやすいため注意しましょう。
「白点病」についてはふぐマガで、過去にも取り上げていますのでそちらもご覧ください。(飼育しているフグに感染する?! 白点病にご注意

アベニーパファーと一緒に楽しく暮らすためにも、まずはペットショップの方から飼育の際の注意事項などをよく確認しておきましょう。

世界最小のふぐといわれているアベニーパファー。
体は小さくても元気に水槽を泳ぐ姿を見れば、可愛らしい姿に癒され、ふぐ好きにますます拍車がかかるかもしれませんね。

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