ふぐを楽しむ

クリスマスを盛り上げるふぐ?! トナカイフグとは

イルミネーションやクリスマスマーケットをはじめ、毎年全国各地で様々なイベントが行われているクリスマス。
シーズン中は水族館でもクリスマスに因んだ展示を行っているところが多く、なかにはサンタクロースなどを連想させる生き物とともに「トナカイフグ」と呼ばれて活躍しているふぐの仲間もいます。

「トナカイフグ」として親しまれているコンゴウフグ

水族館でクリスマスを盛り上げる「トナカイフグ」として注目されているふぐの仲間は、目の上に伸びる2本の角を持っているのが大きな特徴の「コンゴウフグ」です。
海外では「ロングホーン・カウ・フィッシュ」(長い角の牛のような魚)と呼ばれており、この2本の角がトナカイの角のように見えるためクリスマスシーズンに「トナカイフグ」の愛称で親しまれるようになりました。

黄色い姿が可愛らしいトナカイフグ(コンゴウフグ)は、最大50cm程度にまで成長するハコフグの仲間で、トラフグのように膨らむことはできませんが体の表面が硬い骨格で覆われて身を守っています。
ちなみにコンゴウフグという名前は、頭についた2本の角に加えて、尻ビレ付近にも角のようなものがある姿が古代インドの法具「金剛杵」(こんごうしょ)に似ていることが由来となりました。

各地の水族館ではこのトナカイフグに加えて、体に鮮やかな赤い斑点が入り、脚の先が白いサンタクロースのような色合いの「サンタエビ」(シロボシアカモエビ)や、星形のヒトデなどをクリスマスに因んで展示しているところが多いようです。

コンゴウフグはペットとしてもオススメの縁起が良いふぐ?

今回話題となっているトナカイフグことコンゴウフグは、頭に2本の角を持っている姿が牛に似ていることから、2021年には干支の「丑年」(ウシ年)に因んだ縁起が良いふぐとしても注目を集めました。

さらに、ミドリフグやアベニーパファーらと同様に観賞魚としても人気があり、個人で飼育することもできるのが魅力なふぐでもあります。
他のふぐと同じく誤って調理するのは厳禁であることはもちろん、皮膚からも毒を出すことがあるのでむやみに手で触るのは注意が必要ですが、ふぐの中ではおとなしく人懐こい魚ですので、クリスマスだけといわず一緒に暮らすペットとしてもオススメですよ。

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