毎年5月中旬から7月上旬にかけて、日本各地の海岸でクサフグの産卵シーズンを迎えます。
波打ち際に数多くのクサフグが集まって一斉に産卵する様子は、「初夏の風物詩」として親しまれており、今年もその神秘的な光景が確認されています。
山口県光市では産卵地一帯が県天然記念物に
山口県内でクサフグの産卵地として知られているのが、光市の室積半島・鼓ヶ浦海岸です。
この一帯は県天然記念物に指定されており、毎年産卵が予想される日に合わせて一般向けの観察会が開かれています。
2026年6月12日(金)に行われた観察会では、残念ながら産卵は確認されませんでした。しかし、参加者たちは双眼鏡を手に海を眺めたり、周辺の野鳥を観察したりしながら、楽しいひとときを過ごしました。
光市以外の地域では、千葉県勝浦市の興津海岸や、宮崎県延岡市内の海岸など、全国各地で産卵が繰り広げられ、早いところでは4月下旬ごろに観察されています。
クサフグの産卵は満潮前の夕方から見られるケースが多く、新月や満月の前後にあたる大潮の日が狙い目とされています。
海岸に集まった群れの中でメスが小石の隙間に卵を産みつけると、オスが体を跳ねらせながら放精します。
受精した卵は数日後に孵化し、稚魚たちは広い海へと旅立っていくのです。
山口県で「ふぐ三昧」な観光を楽しもう!
光市のクサフグ産卵は、毎年インターネットのニュースなどで大きく取り上げられており、「初夏の風物詩」として地元のみならず、ふぐ業界の大切な行事の一つとなっています。
市が行っている産卵観察会は、例年地元住民はもちろん、県外から訪れる観光客も多く、子どもから高齢者の方まで幅広い年齢の人々で賑わっていますので、来年はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
山口県には下関の名物ふぐ料理をはじめ、世界一のふぐ展示数を誇る水族館「海響館」など、様々なふぐ関連スポットがあるので「ふぐ三昧」な観光コースを回ってみるのもよいかもしれませんね!
なお、光市でのクサフグ産卵については過去にも紹介しています。興味のある方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。(初夏しか見られない! 山口県光市の海岸で今年もクサフグ産卵を観測)


