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「幸ふく(福)」な未来に向かって! 下関で「ふくの日祈願祭」開催

2021年2月9日(火)、下関市の恵比須神社で毎年恒例の「ふくの日祈願祭」が開催されました。
ふぐの本場・下関では、1980年に下関ふく連盟が2月9日を語呂合わせで「ふくの日」と制定し、以降当日は毎年ふぐの豊漁や航海の安全、ふぐ業界の発展を祈る祈願祭が執り行われています。

ふぐ業界の発展と新型コロナ早期収束を祈願

今年で41回目を迎えた「ふくの日祈願祭」は、海や商売繁盛の神が祀られている下関市内の恵比須神社で毎年神事が行われています。
昨今の新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、今年は来賓を招かず市場や仲卸業者を中心としたふぐ関係者ら約20人が参列。背中にふぐの絵が描かれた法被を着て境内の石段を一列になって登り、荻沖で取れた約3.5キロのトラフグなどを奉納し、ふぐの豊漁や航海安全、そしてふぐ業界の発展と新型コロナ早期収束を祈願しました。

下関ふく連盟の見原宏理事長は、「コロナ禍による厳しい状況が続いているが、必ず良くなる。次につながる準備をしておきたい」と話しました。
なお、毎年2月11日の建国記念日に下関で行われている「ふくの日まつり」は、新型コロナ感染拡大防止のため残念ながら今年は中止となりました。

下関では「ふくの日」にちなんだ様々な取り組みも!

ふぐ取扱量が日本一を誇る下関では、「ふくの日祈願祭」のほかにもふぐ業界の発展を祈って当日は様々な取り組みが行われました。
下関市内の小中学校では、2月9日の「ふくの日」にちなんで当日は学校給食にふぐ料理が登場しました。
1994年からふぐ料理が学校給食に提供されており、こうした取り組みはこれからの未来を担う子供たちにふぐの本場である下関の伝統と誇りを伝えていく大切な機会となっています。

そして、同市内で世界一のふぐ展示数を誇る水族館「海響館」では、2月9日からふぐコーナーの展示がリニューアルされています。ふぐの見た目と行動に注目した展示となっており、「かわいい」をキーワードに生きる上でどう役に立つか関心を持ってもらいたいという思いが込められているそうです。

いまだ新型コロナウイルスが猛威を振るう日々が続く中で迎えた今年の「ふくの日」。将来的には「ふくの日」が節分の日の恵方巻きのように全国でも浸透し、2月9日は各家庭で「福(ふく)」を祈ってふぐを食べる習慣が当たり前となっているかもしれませんね!

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