ふぐニュース

令和初! 下関で新春恒例「ふぐの初競り」

ふぐの取扱量が日本一を誇ることで知られる山口県下関市の南風泊(はえどまり)市場では、2020年1月4日未明に新春恒例の初競りが今年も行われました!

今年の天然トラフグの最高値は?!

2020年を迎えて間もない1月4日(土)、午前3時20分ごろから競りの始まりを告げるベルが市場内に鳴り響き、令和初となる新春の初競りが行われました。

「ええか、ええか」という威勢のよい掛け声とともに、競り人と仲買人が袋の中で互いに指を握って価格を交渉する「袋競り」という下関の伝統的な方法でトラフグが次々と競り落とされていきます。
今年は活きのいいトラフグが天然と養殖を合わせて計約9.3トン競り落とされ、主に関西や関東に向けて出荷されました。

また、今回は暖冬で海水の温度が下がらなかった影響などにより、天然トラフグの入荷量は昨年よりも約6.2トン少ない約3.3トンとなりました。
そのため、最も高いもので天然トラフグ1キロ当たり2万円の値がつけられ、昨年よりも7千円上回りました。

令和初となった新春恒例ふぐの初競り

令和初となった新春恒例ふぐの初競り

下関で新年に行われるふぐの初競りは、シーズン真っ只中ということもあり毎年注目度が高く、テレビのニュースなどでも取り上げられています。
また、今回は令和初の新春初競りとなり、例年以上に業界関係者にとっては新たな時代とともに今後のふぐ食の発展を願う大切な行事となりました。

市場を運営している下関唐戸魚市場の見原宏社長は、「初競りでは例年に比べて入荷量が少なかったが、ふぐのシーズン最盛期を迎える2月には水揚げ量が増えることを期待しています。鍋や刺身などで全国の人々においしいふぐを食べていただけたら」と話していました。

令和最初のふぐの初競りが行われた今年は、東京オリンピックを迎える記念すべき年でもあります。そんな節目となる新たな年にふぐをおいしくいただいて、「福(ふく)」を呼び込んでみてはいかがでしょうか?

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