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初夏しか見られない! 山口県光市の海岸で今年もクサフグ産卵を観測

「クサフグの産卵地」として、産卵地一帯が天然記念物に指定されている山口県光市・室積半島の鼓ヶ浦海岸で、今年もクサフグの産卵が始まりました。

光市では毎年一般向けに産卵観察会を行なっており、クサフグの神秘的な生命の営みを一目見ようと、多くの方が鼓ヶ浦海岸に集まります。

クサフグの産卵は山口県光市の初夏の風物詩

クサフグはトラフグ属の中では最も小型で体長15センチほどですが、毒性が強いことで知られています。本州中部以南の沿岸に多く生息し、毎年産卵のため鼓ケ浦海岸をはじめ、各地にある産卵に適した海岸にやってきます。

クサフグの産卵期は5月中旬から7月上旬の間。産卵の最盛期は、5月下旬から6月中旬にかけての新月や満月の日の満潮前(夕刻時)となり、これを元に産卵が行われる日を推定します。
鼓ヶ浦海岸の2018年の産卵推定日は6月10日、11日、25日、26日の夕刻時でした。過去には1日で約4000匹ものクサフグが確認されたこともあるそうです。

鼓ヶ浦海岸の岩場には夕刻時になると、クサフグの群れがやってきます。
まずメスが浅瀬の砂利の隙間に黄色い卵を産み付け、そこにオスが打ち寄せる波に合わせて放精し、受精が行われます。

産卵は1時間ほどかけて行なわれ、海面が白く濁り泡立ちます。卵は3、4日ほどで孵化し、産まれた稚魚が沖へ泳ぎ出します。

クサフグが産卵する神秘的な様子は、地元では初夏の風物詩となっています。

用心深きクサフグの産卵

クサフグは、産卵前にオスの偵察隊が安全を確認しにくる習性があります。
クサフグの産卵を見学に来る方に向け、産卵が始まるまでは静かにすること、絶対に波打ち際へ近付かないようにと、注意喚起されるほど非常に用心深い魚です。

海岸で産卵を観察する際は、岩場ですので安全な格好で監視員の指示によく従い、クサフグが繰り広げる神秘的な光景を楽しみましょう。

光市が行なっている産卵観察会は、子供から高齢者の方まで幅広い年齢の方々で賑わっています。観光客の参加も可能ですので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

山口県を訪れて、鼓ヶ浦海岸でクサフグの産卵観察を楽しんだあとは、ふぐの本場である下関でふぐ料理を味わうという、ふぐ三昧な観光コースを回ってみるのもよいかもしれませんね。

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