ふぐニュース

地理的表示保護制度(GI)を取得した「下関ふく」が初出荷!

今年10月12日に、農林水産省が地域の農林水産物や食品をブランドとして保護する「地理的表示保護制度(Geographical Indeication:略してGI)」の対象として「下関ふく」が水産物として初めて登録されたニュースは、記憶に新しい方もいらっしゃるかもしれません。
(ふぐマガでも「水産物では初!「下関ふく」が地理的表示保護制度に登録!」としてご紹介させていただきました)

このGIマークを携えた「下関ふく」が、いよいよ初出荷されました!

初出荷は12月9日

山口県下関市彦島の南風泊市場近くにある有限会社森本商店にて、「下関ふく」の証となる日の丸を連想させる大きな赤い円の中に、富士山と水面をモチーフにしたGIマークをつけたふぐ商品が、12月9日の朝7時より初出荷されました。
早朝から森本商店の従業員らが商品にGIマークのシールを貼り付け、丁寧に化粧箱に詰める作業が行われました。

下関ふくのGIマークがつけられる商品は、南風泊市場に入ってきた天然・養殖のトラフグで、下関唐戸魚市場仲卸協同組合に加盟する仲卸業者の、高度な技術で有毒部分を除去する「みがき」処理されたものに限定されています。

天然・養殖合わせて約350キロの下関ふく商品は、山口県内をはじめ東京・築地市場などに出荷されていきました。

下関市内のスーパーでGIマークのふぐ販売開始

同日午前9時半からは、下関市内のスーパー「ゆめマート下関店」の鮮魚コーナーにて、GIマークのついたとらふぐのみがきが初めて販売開始されました。
当日はテレビ局らの取材も入り、注目度の高さが伺えました。

鮮魚コーナーでは下関ふくののぼりやGIマークのポスターなどを掲示し、年末年始の最需要期に合わせて大きく地域ブランドのアピールを行っていました。
下関全体のPRにもなると、GIマークのついた下関ふくに強い関心を寄せるお客様の姿も見られました。

売り場に立った下関唐戸魚市場仲卸協同組合の酒井専務理事は、「GIを通じて、下関の仲卸業者の目利きによるとらふぐの品質評価の高さなどを、改めて消費者の方に知っていただくきっかけとなれば」と話していました。

消費者が安心して商品を選ぶ基準となるGIマーク

GIマークを取得した下関ふく。これを機に安心・安全な下関ふくを、より多くの方に食べていただきたいと、関係者は期待を寄せています。

消費者にとってもGIマークは安心して商品を選ぶ基準のひとつになるものの、まだ認知度が高いとは言えないのが現状です。今後は認知度向上が課題になりそうです。

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