ふぐニュース

熊本・八代海の「福を呼ぶフグ」! 赤潮被害を乗り越え出荷開始

2022年夏、熊本県・八代海で発生した赤潮によって甚大な被害を受けたトラフグをはじめとする養殖魚。
以前、ふぐマガでも「養殖トラフグへの被害8万匹以上! 熊本県・八代海で赤潮発生」としてお伝えしましたが、その危機を乗り越えて天草市内の養殖業者が今季初となるトラフグの出荷を11月1日から開始しました!

例年より1割減の1万8000匹のトラフグが出荷へ

熊本県では今年7月から8月にかけて八代海で赤潮が発生し、周辺4つの市町村であわせて約122万匹にのぼる養殖魚が被害を受けました。
今回出荷を開始した養殖業者でも約4万5000匹のトラフグが死んでしまい、さらに生き残ったふぐも1ヶ月間エサを与えられなかった影響でどんどんやせ細り出荷が危惧されていました。

その後も赤潮の後遺症や台風による影響で被害が出ましたが、エサの量を調整するなどして基準を満たしたトラフグが11月1日に次々と船に水揚げされ、ようやく出荷となりました。
今年は例年より1割ほど少ないものの1万8000匹の出荷が見込まれており、県内の飲食店をはじめ全国へと届けられます。

しかし、今回赤潮で死んでしまったトラフグは実はほとんどが来年出荷する予定のものであり、被害を受けたふぐは8割にのぼることから養殖業者は熊本県に対し継続的な支援を求めています。

新年のご馳走は「幸福を呼ぶトラフグ」でお祝いしよう!

新年のご馳走は「幸福を呼ぶトラフグ」でお祝いしよう

ふぐの旬は「春の彼岸から秋の彼岸まで」といわれており、特に11月ごろから2月下旬ごろに最もおいしくなる時期を迎えるため、今回熊本県で赤潮を乗り越え出荷されたトラフグはまさに旬真っ只中の「福を呼ぶフグ」と呼ばれているそうです。
また、ふぐは本場・下関では昔から「幸福を呼ぶ魚」として親しまれ、「福」にかけて「ふく」と呼ばれており、年末年始などでは一年の福を願うご馳走としてふぐ料理をいただくという方も毎年多くいらっしゃいます。

現在、ふぐ料理は様々な通販サイトでお求めになることができますが、「本場の熟練の職人が調理したふぐ料理を楽しみたい!」という方には専門店のご利用がオススメです。
なかでも、トラフグを中心としたふぐ料理の通販を行っている老舗ふぐ問屋「下関さかいオンラインショップ」では、年末年始をはじめ季節の行事やイベントに合わせたキャンペーンも実施していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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