ふぐニュース

新しい時代の幕開け! 「ふぐ延縄(はえなわ)船出港式」が開催

2019年9月2日(月)、山口県下関市の南風泊(はえどまり)市場で、令和初となる「ふぐ延縄(はえなわ)船出港式」が行なわれ、今年もふぐシーズンが到来しました!

ふぐシーズンの始まりを告げる「ふぐ延縄(はえなわ)船出港式」

ふぐの取扱量が日本一を誇る、下関市の南風泊(はえどまり)市場で今年も開催された「ふぐ延縄(はえなわ)船出港式」は、毎年9月の始めに行なわれている式典です。
ふぐの延縄(はえなわ)漁業の漁期に向けて航海の安全と豊漁を祈願するとともに、ふぐ関係者にとってはふぐシーズンの始まりを告げる大切な行事となっています。

今年の出港式では大漁旗を掲げた3隻の漁船の出港を見送りました。
ふぐの延縄(はえなわ)漁では、来年の3月15日まで荻市見島から長崎県対馬にかけての沖合でトラフグやマフグなどを漁獲します。

また、減少傾向にある天然トラフグの資源保護のため、漁船には沖合で放流するトラフグの稚魚4000匹が積まれており、未来のふぐ漁のさらなる発展に期待が込められています。

新たな時代とともにスタートとした今季のふぐシーズン

新たな時代とともにスタートとした今季のふぐシーズン

「ふぐ延縄(はえなわ)船出港式」当日は、南風泊(はえどまり)市場を運営する下関唐戸魚市場の見原宏社長の挨拶で関係者全員が乾杯し、航海の安全と豊漁を祈願して漁船を見送りました。
今年のふぐの初競りは9月20日ごろが見込まれており、今シーズンは昨年を上回る150トンの取扱量を目標にしているということです。

山口県延縄(はえなわ)協議会の吉村正義会長は、来年に控える東京オリンピックの開催に触れ、世界中の人々にふぐのおいしさを知ってもらうためにも今季の安全な漁とさらなる大漁を祈願していました。

令和初となった今年の「ふぐ延縄(はえなわ)船出港式」。新たな時代の幕開けとともにスタートした今季のふぐシーズンに期待を寄せつつも、漁船のみなさんの航海の安全と豊漁を祈りましょう。

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