ふぐを知る・学ぶ

泳ぐUFO? ラクダハコフグとは

世界で約100種類以上が生息しているふぐの中でも、特に高い人気を誇るのがハコフグです。その名の通り箱のような四角い体型が魅力ですが、「まるでUFOのようだ!」といわれるハコフグの仲間が存在することをご存知でしょうか?

UFOのように泳ぐ姿が可愛らしい「ラクダハコフグ」

真正面から見た姿がUFOのように見えるとして人気のふぐは、「ラクダハコフグ」というフグ目ハコフグ科に分類される魚です。背中にラクダのコブのような突起があることからラクダハコフグ(別名キャメルフグ)と呼ばれています。
ダークグリーンの目を持つのが特徴で、幼魚のときは淡い茶色の体で成長すると15cmほどの大きさになります。
主にインド洋や西部太平洋、紅海などの浅い砂地に分布し、日本からは標本が数個体しか見つかっていないそうです。

姿だけでなく、人懐っこい動きでも人気を博しておりSNS上では飼育している様子の動画が大きな反響を呼ぶことも。
温和な性格で飼育しやすく、餌を探している姿が可愛らしい魚ですが、泳ぎが遅いので早く泳げる魚と一緒に飼うと餌を奪われてしまうため注意が必要です。
混泳させるならば、他の種類のふぐではなくカクレクマノミといった海水魚が推奨されています。

ユニークな仲間がたくさん! 「推しふぐ」を見つけてみよう

四角い体型が自動車デザインのモデルになったこともあるハコフグの仲間は、ラクダハコフグ以外にも「コンゴウフグ」がトナカイに似ているとしてクリスマスシーズンになると水族館で展示され人気を博しています。

また黄色い体で黒い斑点が特徴的な「ミナミハコフグ」などユニークな仲間が多いので、ぜひお気に入りの「推しふぐ」を見つけてみてはいかがでしょうか?
ハコフグについては、ふぐマガでも過去に取り上げていますので、ぜひそちらもご覧ください。(世界的な自動車ブランドも注目?! 人気のハコフグ)

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