ふぐを知る・学ぶ

とらふぐ白子は海の宝石?! ほかの魚類と比べてみよう

トラフグの白子は、「海の宝石」とも呼ばれクリーミーかつ濃厚な味わいで栄養価が高い食材として知られています。
白子はトラフグの精巣にあたり、サケやタラ、アンコウなどの白子も有名です。そのほかにもタラコやイクラなどをはじめ「魚卵」に分けられる食材にはさまざまな種類があります。

そこで今回は、ふぐの白子以外にはどんな種類の魚卵があるのかご紹介します。

とらふぐ白子以外にも魚卵の種類はさまざま

「魚卵」とはその名のとおり魚の卵のことを指し、ふぐなどの精巣を食材にしたときの呼び名である「白子」や、卵巣を食材にした「真子」、さらに卵巣をほぐして粒の状態になったものなどがあります。

冬の高級食材! 白子

白子は、ふぐをはじめサケやタラ、アンコウなどから取れる食材です。また、実はイカからも白子が取れますが大変貴重とされています。
なかでも、高級魚であるトラフグの白子は一度食べたら病みつきになるといわれるほど至極の味わいが楽しめることで有名で、冬のふぐ料理のコースでは目玉商品として取り扱われることもあります。
ふぐと他の魚の白子については、過去にふぐマガでも取り上げていますのでそちらをご覧ください。(とらふぐ白子は至極の味! 他の魚の白子はどんな味?)

明太子との違いは? タラコ

タラコはスケトウダラという魚から取れる卵巣を塩漬けにしたものです。タラの卵巣、タラの子なので「タラコ」と呼ばれるようになり、おにぎりやパスタなどさまざまなレシピに使われています。
また、明太子もタラコと同じくスケトウダラの卵巣であり、唐辛子漬けか塩漬けかで呼び名が違っています。

お寿司の定番食材! イクラ

イクラは、サケやマスの卵巣をほぐして卵を一粒ずつバラバラの状態にした食材です。塩や醤油で漬けられており、一般的に大粒のものはサケのイクラ、小粒のものはマスのイクラとなります。
主にお寿司屋さんや海鮮料理などで扱われることが多く、白いご飯とよく合うことで知られています。

プチプチした不思議な食感! 数の子

数の子はニシンの卵巣を塩や醤油で加工した食材です。お正月のおせち料理としても親しまれており、「子孫繁栄」という意味が込められています。プチプチとした独特の食感が特徴です。

そのほかにも、ボラなどの卵巣を塩漬けして乾燥させた「カラスミ」や、チョウザメの卵を塩漬けした「キャビア」、トビウオの卵である「トビッコ」など、白子以外にも魚卵にはさまざまな種類の食材があります。

とらふぐ白子の濃厚な味わいを楽しもう!

さまざまな魚から取れる魚卵のなかでも、トラフグの白子の美味しさは「海の宝石」と呼ばれ多くの方に愛されています。
また、白子はオスからしか取れず、トラフグの産卵期前である1月〜3月ごろに大きくなり、この時期は最もクリーミーで濃厚な味わいが楽しめるとされています。

しかし、4月に入るころには産卵期に入るため、白子が味わえる期間が限られており、時期を逃すと1年近く待たなければならないためシーズン中は是非一度はいただきたいものです。

トラフグの白子は、現在さまざまな通販サイトなどでもお求めになることができますが、本場・下関の熟練の職人が調理した上質なふぐ料理をお求めの方は専門店のご利用をオススメします。
なかでも、トラフグを中心としたふぐ料理の通販を行なっている老舗ふぐ問屋「下関さかいオンラインショップ」では、白子のシーズンに合わせた商品も展開しています。

また、トラフグの白子以外にも、さまざまな商品が豊富に扱われていますので、ふぐ料理を味わってみたいとお考えの方はぜひ参考にしてみてくださいね。

下関ふぐ問屋 下関さかいオンラインショップ
TOP