ふぐを知る・学ぶ

インスタ映えするふぐ?! シマフグについて

「ふぐの王様」と呼ばれているトラフグ以外にも、広い海では多くの種類のふぐが生活しています。
身体の大きさや鱗の模様などもさまざまですが、そのなかでも一際オシャレだといわれているふぐをご存知でしょうか?

今回は、ファッショナブルな縞模様と黄色いヒレを持つ「シマフグ」についてご紹介します。

ファッショナブルなオシャレふぐ! シマフグとは

シマフグは、主に相模湾以南、黄海、東シナ海に生息しているふぐの仲間です。
主に沿岸から水深100m位までの沖合で生活しており、軟体動物や甲殻類、小魚などを食べています。
身体の大きさは50〜60cmほどのものが多く、ほかのふぐと同様に猛毒「テトロドトキシン」を持っています。

シマフグは、背中に伸びる数本の太い縞模様と鮮やかな黄色いヒレを持つのが大きな特徴で、灰色や黒っぽい色が多いふぐのなかでは一際目立つ美しい姿が魅力です。
また、近年ではそのどことなくファッショナブルでオシャレな出で立ちが、「インスタ映えするふぐ」として釣りや水族館などで人気を博しているそうです。

酒井商店では、一般の方にはシマフグの「ふく提灯」をお勧めしています。トラフグの専門店や料理屋さんにはやはりトラフグの「ふく提灯」がよろしいかと思いますが、シマフグは皮が厚くて縞模様が美しく、とげもしっかりしており、格好いいふく提灯になるのです。お値段もトラフグに比べると少しお安くなります。ただ先述の鮮やかな黄色いヒレは、天日干しによる乾燥のため色あせてしまうのが残念です。

見た目はトロピカル?! シマフグは食べられる?

美しい縞模様と黄色いヒレを持ち、ふぐのなかでもトロピカルな存在感を放つシマフグは、味はトラフグやマフグなどに比べると若干落ちるものの、養殖トラフグが出回るまでは安価なふぐとしてよく食べられていました。

シマフグは冬から春にかけて入荷し、トラフグと同様に身や皮、白子など可食部分が多いため、現在でも主にふぐちりや刺身、唐揚げなどで楽しまれています。
しかし、シマフグは猛毒「テトロドトキシン」を持ち、卵巣や肝臓、腸などは特に毒性が強いため、釣れて持ち帰ったとしても素人判断による調理は危険です。どうしても食べたい場合は、ふぐ調理の免許所持者の方にお願いするようにしましょう。

下関へ足を運んでふぐ料理を楽しもう!

ファッショナブルな縞模様と黄色いヒレを持つ「シマフグ」についてご紹介しました。
多くの種類のふぐのなかでも、一際目立つトロピカルな姿が印象に強く残ったという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、いくら美しいからといっても猛毒を持つことに変わりありませんので、釣り上げても持ち帰って素人による調理は絶対に行なわないようにしてください。
そして、安心・安全にふぐを楽しむなら、やはりふぐ料理店へ足を運ぶのがオススメです。
ふぐの本場・下関なら、ふぐの王様トラフグをはじめ、さまざまな種類のふぐ料理が味わえますよ。

下関ふぐ問屋 下関さかいオンラインショップ
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