ふぐを知る・学ぶ

ふぐの大喜利も登場?! 注目のAI(人工知能)について

近年、AI(人工知能)というキーワードをニュースなどで耳にする機会が増えました。
AI(人工知能)とは、Artificial Intelligenceを略した呼称で、人間の脳が行なっている知的な作業をコンピュータがかわりに行うソフトウェアやシステムを指します。

水産業界でもさまざまな課題の解決に向けて、AI(人工知能)を使った技術が開発されていることをご存知でしょうか?

今回は、ふぐをはじめとする魚とAI(人工知能)の関わりについてご紹介いたします。

AI(人工知能)がとらふぐを守る?!

ふぐマガでは以前、2017年夏に長崎県の伊万里湾で赤潮が発生し、養殖とらふぐなどの魚数十万匹が死んでしまう甚大な被害が起こったことをご紹介しました。(被害総額5億円以上? 長崎・伊万里湾の赤潮により甚大な被害)

海水の色が変化するほど海中のプランクトンが大量に増殖する赤潮は、魚が大量死する原因となるため多くの漁業関係者を悩ませています。

赤潮はこれまで根本的な解決策が見つかっていませんでしたが、現在AI(人工知能)を使って赤潮が頻繁に起こる場所や発生原因を特定するなど、被害拡大防止に役立つシステムが開発され、実用化に向けて研究が進められています。

赤潮の被害によってとらふぐの漁獲量が減少すると、とらふぐの流通価格にも影響が出る恐れがあります。
現在研究されているシステムが実用化され、とらふぐが安定供給されるようになれば、生産者はもちろんのこと我々消費者にとっても多大なメリットをもたらしてくるのではないでしょうか。

驚きの機能を持つアプリが釣り人のあいだで話題に!

AI(人工知能)を活用したシステムは、私たちの身近なところでも活躍しています。

例えば、魚の種類が分からないときにスマートフォンで写真を撮るだけでAI(人工知能)が調べてくれる「魚図鑑アプリ」が登場し、主に釣り人から大きな注目を集めています。
しかし、AI(人工知能)も万能ではないため、スマートフォンアプリで魚の種類や毒の有無が判明したとしても過度な過信は禁物です。見たことのない魚をむやみに素手で触ったり、調理して食べるのは絶対にやめましょう。

ほかにも、AI(人工知能)によって自動的に魚を探して動くルアーが開発されるなど、驚きの機能を持つ製品が次々と登場しています。

ふぐを題材にしたAI(人工知能)大喜利も登場!

AI(人工知能)は、便利なシステムやアプリだけでなくユニークな企画にも活用されています。

例えば最近登場した、山口県のふぐを題材にしたAI(人工知能)大喜利がSNS上で多くのユーザーを楽しませています。
詳しくは、こちらをご覧ください。(プライドが高い下関のふぐが、他県のふぐに対して一言。)

まとめ

水産業界の課題解決に向けたシステムや、身近で便利な機能を搭載したアプリなど、AI(人工知能)は私たちの生活をさらに豊かにする可能性を秘めています。
今後AI(人工知能)によって、水産業界やふぐに関する環境・取り組みがどのように変化していくのか、引き続き注目していきたいですね。

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