ふぐニュース

今年もふぐシーズン到来! 下関「ふぐ延縄(はえなわ)船出航式」

2024年9月2日(月)、山口県下関市の南風泊(はえどまり)市場で今年もふぐシーズン到来を告げる「ふぐ延縄(はえなわ)船出航式」が行われました!

今季もトラフグ延縄(はえなわ)漁が解禁! 3隻の漁船が出港

ふぐの街、下関で毎年9月に行われている「ふぐ延縄(はえなわ)船出航式」は、業界関係者にとっては航海安全と豊漁を祈願するとともに、ふぐシーズンの始まりとなる大切な行事です。
トラフグの延縄漁は9月1日から解禁となり、2日に山口県延縄協議会の主催で式典が行われ、漁業関係者ら約60人が出席しました。

協議会の吉村正義会長の挨拶後、安全と豊漁を祈って乾杯が行われ、協議会に所属する44隻の漁船のうち3隻が手を振って見送られました。
また、出港した船には体長およそ15センチのトラフグ稚魚3000匹が積み込まれており、資源保護を目的に下関沖と見島沖で放流されます。

豊漁に大きな期待! 「ふぐの初競り」もまもなく

山口県延縄協議会によりますと、昨シーズンは12月の寒波で例年よりも水温が下がったため豊漁が続き、天然トラフグの水揚げ量は前シーズンを2トン上回るおよそ36トンを記録しました。
吉村会長は「今季も同量を期待したい。日本海のふぐは厳しい天気であるほど大きくなって一段とおいしくなります。ぜひとも食べていただきたい」と今シーズンへの期待を話しました。
また出航式では昨今の自然環境の変化や燃料費高騰、後継者不足といった問題にも触れられ、ふぐ業界への様々な願いが込められた式典となりました。

延縄漁船の山本亀吉船長は、「身が引き締まったふぐをおいしく食べていただけるよう、豊漁になることを願っています」と挨拶しました。
トラフグ延縄漁の最初の水揚げは9月下旬ごろの予定で、来年3月末まで行われるということです。

今季もふぐシーズンに期待を寄せつつ、漁船のみなさんの航海の安全と豊漁を祈りましょう!

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