ふぐニュース

新春恒例・下関市でふぐの初競り

2018年1月4日未明に、山口県下関市のふぐの取扱量日本一を誇る「南風泊(はえどまり)市場」にて、今年初となるふぐの競りが行われました。

毎年の恒例行事となっているため、マスコミからの注目度も高く、ニュースや新聞でご覧いただいた方も多いかもしれませんね。

とらふぐの取扱量は昨年度より4.4トン増

初競りでは、とらふぐの天然もの6.2トン、養殖8トンの合計14.2トンが取り扱われました。
年末年始は天候に恵まれ漁の回数が増えたことにより入荷量が増え、昨年度より4.4トン多いとらふぐが競りにかけられました。

天然ものは山口県沖の日本海や瀬戸内海、外海では山口県越ケ浜や長崎県対馬でとれたとらふぐが並びました。

注目の初値は昨年度より5,000円安

とらふぐの競りは「袋競り」という筒状の袋の中で、仲買人が競り人の指を握る独特の形式で行われます。これは、周りの人にいくらで競り落としたかがわからないようにするためのもので、南風泊市場の伝統的な競りの方法とも言えます。
袋競りのスピードは驚くほど速く、買い手はふぐの善し悪しを素早く判断する目利きの力量が問われる瞬間でもあります。

今年の初競りでのトラフグ1キロあたりの最高値は、昨年度より5,000円安の1万3,000円と、まずまずのスタートとなりました。
競り落とされたふぐは関東や関西を中心に全国へ出荷されていきます。

このふぐの初競りによって、新しい年の訪れに気を引き締める業界関係者も少なくありません。
新たな一年も「ふぐ」によって「福」を呼び込み、安全な漁による豊漁を期待したいですね。

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