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ふぐが全国で安全に楽しめる?! ふぐ処理資格の統一が決定

多くの方から愛されているふぐ料理。しかし、ふぐには有毒部位があるため、食品衛生法で調理にはふぐ処理の資格が必要であると定められています。
このふぐ処理資格は、これまで都道府県ごとに制度の内容が異なっていたため、転居などで違う地域に移動した場合は、改めて移動先の自治体での資格取得が必要でした。

しかし2019年6月28日に、このふぐ処理資格が全国で統一されることが正式決定しました! これはふぐ業界にとっては念願成就ともいえる出来事です。

ふぐ処理資格統一に向けた長年の働きかけが実る

ふぐの取扱免許や資格は、これまで都道府県ごとに制度の内容がバラバラに定められており、地域によって内容に差があったため将来的な安全面が問題視されていました。

そして、ふぐ料理の将来的な安全性を確保するため、ふぐの生産や流通、販売などに関わる人たちによって、長きにわたり取扱免許や資格の統一を求める取り組みが行われてきました。
今回のふぐ処理資格の全国統一が決定したことによって、これまでの働きかけが結実したといえるでしょう。関係者からは、今後のふぐ食のさらなる発展が期待されています!

ふぐの処理資格の全国統一はいつから?

2019年6月28日に行なわれた厚生労働省の有識者検討会で、ふぐ処理資格を全国で統一する基準がまとめられました。

昨今の地球温暖化によって、天然ふぐの産地が北上しているなどの環境変化に対応するために、全国各地のすべての地域でふぐ処理資格取得には、学科と実技試験の内容が統一化され実施されるようになります。

厚生労働省は今後まとめられた基準への意見を公募し、早ければ2019年秋ごろに都道府県に通知される予定となっています。
これからふぐ処理の資格取得を検討されている方は、今後の厚生労働省の動向に注目ですね。

これまでのふぐの取扱免許・資格の問題点

ふぐが体内に持つ「テトロドトキシン」は猛毒のため、免許や資格を持っていない素人がふぐを販売・提供するのは食品衛生法で禁止されています。
そのため、ふぐを処理するためには各都道府県が定めた制度に従って取扱免許や資格を取得する必要があります。

ところが学科や実技試験に合格しないと取得できない地域や、講習会を受けるだけで取得できる地域があるなど、都道府県によって方法が異なるため内容に差が生じ、将来的なふぐの取り扱いに関する安全面が問題視されていました。

また、ある県で取得した免許・資格が別の県では通用しない場合が多く、ふぐ調理経験が豊富な方でも別の県に移住した場合は新たに資格を取得し直す必要があります。

こうした背景から、これまで長きにわたり処理資格の全国統一を厚生労働省へ求める取り組みが全国のふぐ関係者の人々によって行なわれ続けてきたのです。
さらに、処理資格と同時に各自治体のふぐ取り扱い条例も併せて統一できれば流通障壁がなくなるため、 こちらは今後の継続課題として検討してほしいとの意見も挙がっています。

ふぐ処理資格の全国統一で迎える新しい時代

ふぐに関わる多くの人々の努力によって、ふぐ処理資格の全国統一が決定されました。
今後、ふぐが全国どこでもより安心して美味しく食べられるようになることで、ふぐ料理のさらなる発展に期待が寄せられています。

一方で、今回は国家資格とすることが見送られたのは将来的な海外輸出を考慮すると課題も残っています。
しかし、海外にもこれまで以上にふぐの安全性をアピールすることが可能となり、信頼を得やすくなることで、ふぐ輸出の増加への期待や、東京オリンピックに向けた外国人観光客へのアピールも計画されているようです。

全国で統一されることが決定したふぐ処理免許。これからの未来に向けたふぐ食の発展に期待が高まります!

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