ふぐニュース

今年もふぐシーズン到来! 下関「ふぐの初競り」

2021年9月27日(月)、ふぐの取扱量が日本一を誇る山口県・下関市の南風泊(はえどまり)市場で今年も本格的なふぐシーズンの到来を告げる「ふぐの初競り」が行なわれました!

昨年に続きコロナ禍で行われた「ふぐの初競り」

昨年に続きコロナ禍で行われた「ふぐの初競り」

「ふぐの本場」として知られる下関の南風泊(はえどまり)市場で毎年9月下旬に行われている恒例の「初競り」は、ふぐ業界関係者にとってはふぐシーズンの本格的な到来を告げる大切な行事です。
トラフグの市場価格動向は各メディアからも大きな注目を集めており、毎年多くの方々から高い関心が寄せられています。

ふぐの初競りは、例年午前3時20分ごろから「ええか、どうか」という競り人の掛け声とともに下関伝統の「袋競り」という独特の方法で競り落とされていきます。
これは仲買人が黒い筒状の袋の中で競り人の指を握り、他の人には価格が分からないように交渉をしていくという方法です。

今年はいまだ大きな影響が続く新型コロナウイルスの感染予防の観点から、昨年に引き続きしっかりと対策がとられた上で「初競り」が行なわれました。

今季注目の「ふぐの初競り」最高値は?

今季注目の「ふぐの初競り」最高値は?

今シーズンの「初競り」は、山口県沖などで獲れた天然と養殖で計約2.2トンものトラフグがおよそ15分で次々と競り落とされていきました。
1キロ当たりの最高値は昨年よりも2000円安い1万8000円となり、これは新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の影響で、休業・時短の要請が続く関東や関西の飲食店の需要が落ち込んでいることが主な要因とみられています。

下関唐戸市場の郷田祐一郎専務は、「全国の皆様に安心安全なトラフグを味わってほしい」と話し、今季は海水温が低い影響による良質なトラフグの水揚げに今後の期待が寄せられました。

いよいよ本格的に到来したふぐシーズン。これから来年2022年の3月ごろまでふぐが最も旬な時期が続いていきますので、今季もふぐの豊漁と航海安全、そして新型コロナの早期収束を祈りつつ、おいしいふぐ料理を楽しみましょう!

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