ふぐニュース

ふぐの豊漁・航海安全祈願! 下関で今年も「初競り」と「秋のふくまつり」が開催

2020年9月28日未明、ふぐの本場・山口県下関市の南風泊(はえどまり)市場でトラフグのシーズン到来を告げる「初競り」が今年も行われました!

毎年9月の終わりに行われる初競りはマスコミの注目度も高く、冬の高級食材であるトラフグの市場価格動向に多くの方から関心が寄せられています。

恒例の「初競り」! 注目のトラフグのお値段は?

ふぐの取扱量が日本一を誇る下関の南風泊(はえどまり)市場で行われた「初競り」当日は、午前3時20分ごろに開始を告げるベルが鳴り響くと、仲買人と競り人が黒い袋の中で指を握って値段を決める「袋競り」と呼ばれる独特の方法でふぐが次々と競り落とされていきました。

今回は天然と養殖のトラフグ合わせて計約3トンが競り落とされ、1キロあたりの最高価格は新型コロナウイルスの影響で昨年より5千円下回る2万円となりました。競り落とされたふぐは主に関東や関西に向けて出荷されます。

下関唐戸魚市場の見原宏社長は、「トラフグは冬にかけて入荷量が増えていきますので、10月以降のGo Toキャンペーン拡大に合わせて下関のおいしいふぐを全国に届けたい」と話しました。
なお、今回の初競りは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、市場関係者はマスク着用、検温・アルコール消毒をしての開催となりました。

下関・亀山八幡宮では「秋のふくまつり」が開催

下関・亀山八幡宮では「秋のふくまつり」が開催

ふぐの初競りから一夜明けた9月29日には、下関市内の亀山八幡宮で「秋のふくまつり」が行われました。こちらの行事は全国に向けてふぐシーズンの到来を告げると同時に、ふぐの豊漁と航海安全、ふぐ業界の発展を祈願して毎年9月の29日(ふくの日)に執り行われています。

42回目を迎えた今年は、新型コロナ感染拡大防止のために例年よりも規模を縮小して行われました。境内にある下関ふぐのシンボル「世界一のふくの像」の前に設けられた祭壇に約3キロのトラフグが玉串などとともに供えられ、今期のふぐシーズンの商い繁盛、そして新型コロナ早期終息を祈願しました。

また、境内では「ふくの像」の再建30周年を記念した御朱印の授与や、下関市内の飲食店によるふぐ料理の販売などが行われ、参拝客で賑わいました。

下関では「秋のふくまつり」キャンペーンも!

ふぐの本場・下関では、ふぐシーズン到来を告げる「秋のふくまつり」に合わせて様々なキャンペーンが実施されています。
なかでも、下関の熟練の職人が調理した上質なふぐ料理の通販を行なっている老舗ふぐ問屋「下関さかいオンラインショップ」では、「秋のふくまつり」キャンペーンのほかにもさまざまな商品が豊富に扱われていますので、一足早くふぐ料理を堪能してみてはいかがでしょうか?

いよいよ本格的に始まった下関のふぐシーズン。今季のふぐの豊漁と航海安全を祈りつつも、おいしいトラフグ料理を今年も楽しみましょう!

下関ふぐ問屋 下関さかいオンラインショップ
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