ふぐニュース

ふぐの素人調理ダメ絶対! 「ふぐ毒」による食中毒に注意を

「ふぐの王様」と称されるトラフグをはじめ、様々な種類のふぐが体内に蓄積している猛毒・テトロドトキシン。
ふぐは誤って食べてしまうと大変危険なことで知られていますが、その一方で現在でもふぐ処理の免許・資格を持たない素人が調理したものを口にして、食中毒になってしまったという事故が全国各地で度々発生しています。

意識不明のケースも? 後を絶たない「ふぐ毒」による食中毒

例年、全国各地で20〜30件発生しているといわれている「ふぐ毒」による食中毒。
2022年も既に青森県、山形県、兵庫県、長崎県、山口県、広島県などで食中毒が発生しており、新聞やテレビのニュースなどでも度々取り上げられています。
ふぐによる食中毒の原因のほとんどが、ふぐ処理の免許・資格を持たない素人が釣り上げてきたふぐを自宅で調理して食べてしまったというケースです。

ふぐの体内に蓄積しているテトロドトキシンは、青酸カリの1000倍といわれる解毒剤もない恐ろしい猛毒であり、熱で分解されることもないため通常の調理では無毒化・除去されることはありません。
テトロドトキシンは人の体にしびれや麻痺などを引き起こし、呼吸停止に陥り最悪の場合は死に至ることもあります。
誤ってふぐを食べてしまった方が意識不明の状態で入院したケースも多いため、絶対にふぐを素人判断で調理して食べたり、人にあげたりするのは避けてください。

また、ふぐは有毒部位の肝や卵巣以外にも種類によっては皮や筋肉に毒を持ち、同じ種類であっても季節・地域・個体によって毒性が異なる場合があるので、見た目だけで素人が判断するのは難しく「自分は大丈夫」と考えるのは非常に危険です。

有資格者によって調理された安心・安全なふぐ料理を!

有資格者によって調理された安心・安全なふぐ料理を!

ふぐを調理するには、食品衛生法でふぐ処理の資格・免許が必要であると定められており、そもそも資格を持たない素人がふぐを調理・販売するのは禁止されています。
トラフグやマフグなど、ふぐの優しく上品な味わいを心ゆくまで楽しむためにも、しっかりとした知識・経験を持つ有資格者の手によって調理された安心・安全なふぐ料理をいただきましょう。

なお、ふぐの旬は「秋の彼岸から春の彼岸まで」といわれており、特に11月下旬から2月下旬ごろはふぐが最もおいしくなる時期を迎えるため、年末年始などのご馳走としてふぐ料理をいただくという方が毎年多くいらっしゃいます。
本場・下関ではふぐは「幸福を呼ぶ魚」として親しまれており、「福」にかけて「ふく」と呼ばれていることから、新年を祝う縁起物にふぐはピッタリな食材です。

現在、ふぐ料理は様々な通販サイトでお求めになることができますが、「本場・下関の熟練の職人が調理したふぐ料理を楽しみたい!」という方には専門店のご利用がオススメです。
なかでも、トラフグを中心としたふぐ料理の通販を行っている老舗ふぐ問屋「下関さかいオンラインショップ」では、年末年始をはじめ季節の行事やイベントに合わせたキャンペーンも実施していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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