ふぐニュース

今年もおいしいふぐが全国へ! 下関でトラフグ初競り

2019年9月30日(月)、下関市の南風泊(はえどまり)市場で今年も本格的なふぐシーズン到来を告げる「初競り」が行なわれました。

ふぐシーズンの始まりを告げる「初競り」

ふぐ取扱量が日本一を誇る本場・下関の南風泊(はえどまり)市場で毎年9月下旬に行なわれている「初競り」は、ふぐシーズンの始まりを告げる大切な行事です。
今年は台風の影響により9月30日(月)に延期になりましたが、無事に行なわれ今季もふぐシーズンを迎えました。

初競りは、競り人の「ええか、どうか」という威勢のいい掛け声とともに進められ、仲買人が黒い筒状の袋の中で競り人の指を握り、ほかの人には価格が分からないように交渉する下関の伝統的な「袋競り」と呼ばれる方法で行なわれます。
ふぐの初競りはマスコミからの注目度も高く、トラフグの市場価格動向に毎年多くの方が関心を寄せています。

令和初となったとらふぐ初競りの最高値は?!

初競り当日は、午前3時20分ごろから南風泊(はえどまり)市場内にベルの音が鳴り響くと、約15社もの卸売業社が集まって「袋競り」が行なわれました。
水揚げされたばかりの丸々と太った活きの良いふぐが次々と競り落とされていき、この日は天然と養殖合わせて約3.16トンにのぼるふぐが主に関西や関東へ出荷されました。
このうち天然トラフグの入荷量は160キロとなり、1キロ当たりの最高値は昨年を6千円上回る2万5千円となりました。

下関唐戸魚市場の見原宏社長は「これから寒くなると入荷量も増えていきますので、全国に向けておいしいふぐを届けたい」と話し、令和初となる今季のふぐシーズンへ期待を寄せました。

初競りが行なわれた前日には、ふぐの豊漁と航海の安全を祈願する「秋のふくまつり」も下関で開催され、いよいよ本格的に始まった今季のふぐシーズン。
これから来年2020年の3月ごろまでふぐが最も旬な時期が続いていきますので、この冬はおいしいとらふぐの味をぜひお楽しみください!

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