ふぐニュース

ふぐシーズン到来を告げる「ふく延縄船団」出航式

ふぐ漁の大漁を願い今年も出航!

平成28年9月2日(金)午前9時より、下関市南風泊(はえどまり)市場にて毎年恒例の「山口県ふぐ延縄船団」の出航式が行われました。

通年日本海のフグ延縄漁解禁日の9月1日に行われていますが、今年は台風の影響で波が高かったために1日順延されました。
当日は曇天ではありましたが、幸いにも海は穏やかで絶好の出航式となりました。

山口県延縄協議会の吉村会長の挨拶や式典の後、大漁旗を掲げた興秋丸(萩越ヶ浜)、沖島丸(長門通)、祥栄丸(下関川棚)の3隻の漁船が市場関係者ら約100人に見送られ、次々に出航しました。

減少傾向である天然トラフグの資源保護のため、この3隻に積み込んだ体長約10cmのトラフグの稚魚3,000匹の放流も、山口県沖にて併せて行いました。

昨年のふぐ全体の取扱量は2,116トンで例年よりやや少なかったものの、天然のフグは前季に比べ2割ほど増加した138トンあったそうです。地道な資源保護活動が着実に効果を上げているのではないでしょうか。

今年の初競りは9月20日頃を予定

山口県延縄協議会に所属する漁船は今季54隻が操業する予定で、来年3月までの漁期内に山口県萩市見島から長崎県対馬にかけての沖合いで、トラフグやマフグ、サバフグなどを漁獲します。

南風泊市場での今年の初競りは20日頃を予定しています。
毎年、ふぐ1kgあたりの最高値がいくらになるかが注目され、テレビニュースでご覧になられたことがある方も多いのではないでしょうか。
消費者としては、価格と供給のバランスが安定した、美味しいふぐをいただけることを一番の楽しみにしたいところです。

消費者へおいしいフグを届けていただくためにも、今年も漁船のみなさんの航海の安全と大漁を願います。

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