ふぐニュース

中国でフグ食がついに解禁!

平成28年4月末、中国国内で禁じられていたフグ食が、条件付きで26年ぶりに解禁されるというニュースが飛び込んできました。

中国ではこれまでに、ふぐの毒による中毒事故が多発していたため、1990年発表の法律「水産物衛生管理規則」により、国内でのフグ食・フグの流通を一切禁止していました。

今回の解禁により中国国内でのフグ食普及に、国内外から大きな期待が寄せられています。

解禁されるのは養殖トラフグとメフグの加工済のもの

これまで同様ふぐの安全は担保していく必要があるため、今回解禁されるのは条件付きの一部品種のみに限られています。
履歴追跡(トレーサビリティー)が可能な、中国農業部が認証する20年以上の実績がある中国国内の企業が養殖・加工する養殖トラフグとメフグに限定して国内流通を認めるという限定的なもの。

まずは一部で試験的に実施し、6月にも正式文書が発令され、8月前後には正式に施行されると見られています。

今後も中国の動向に注目

今回の解禁では、これまで通り天然ものや活フグの流通は禁止され、養殖に関しても厳しい審査を受ける必要があり、日本ほどフグ食の自由化は進んだとは言えません。

現在もフグを目当てに来日する中国人観光客も多いものの、今回の解禁で中国国内のフグ食に対するイメージが変われば、更に美味しいフグ料理や天然のフグを求め、更なる訪日観光客が増える可能性があります。

日本への様々な影響も予想できる今回のニュースは、中国国内でのフグ食全面解禁に向けた大きな一歩です。
中国のフグ食文化が今後どのように変わっていくか、今後も注目していく必要がありそうです。

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