冬の最高級食材として親しまれているトラフグをはじめ、ふぐは数多くの種類が生息しています。
なかには、ふぐの仲間ではないものの見た目や食感がふぐに似ているといわれる魚もおり、食べ比べを楽しむ方もいらっしゃいますが、実はウツボも「脂の乗ったふぐ」と呼ばれることがあるのをご存知でしょうか?
ふぐ毒に耐性を持つ可能性も? ウツボの生態
ウツボは、ウナギ目ウツボ科に分類される魚で、鋭い歯と大きな口を持つ大型肉食魚であることから「海のギャング」とも呼ばれています。
全長1メートル前後の細長い種類が多いのが特徴であり、2020年にはふぐが持つ猛毒テトロドトキシンに対して、ウツボが何らかの耐性を持つ可能性があるというニュースが大きな話題となりました。
また食用としても親しまれていて、和歌山県や高知県では名物料理となっており、特に旬で脂の乗ったウツボの刺身は「脂の乗ったふぐ」と称されることがあります。そのほかにはしゃぶしゃぶやタタキ、唐揚げなど様々な料理が楽しめる魚です。
ちなみにウツボの仲間のなかでも「トラウツボ」は最も味が良いといわれているので、ぜひトラフグと食べ比べてみてはいかがでしょうか?
なお先述のウツボとテトロドトキシンの関係については、ふぐマガでも過去に取り上げていますので、ぜひそちらもご覧ください。(「ウツボ」がふぐ毒の解毒剤につながるかも?!)
ウツボが旬を迎える時期はいつ?
トラウツボは、特に刺身でいただくのをおすすめされることが多い魚です。
旬を迎える時期はトラフグが「秋の彼岸から春の彼岸まで」といわれており、冬に最盛期を迎えますが、ウツボも秋冬が旬の時期なのでまさに食べ比べにもうってつけの魚といえるでしょう。
偶然にも名前に「トラ」が付く両者の味や食感の違いをぜひお楽しみください。
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