ふぐを知る・学ぶ

2月9日は「ふくの日」! 魚の記念日いくつ知ってる?

ふぐにまつわる記念日といえば、2月9日の「ふくの日」や11月29日の「いいふくの日」が有名です。毎年当日になるとふぐの本場・下関を中心に賑わっていますが、そのほかの魚にまつわる記念日も数多く制定されていることをご存知でしょうか?

そこで、今回はふぐをはじめとする代表的な魚の記念日についてご紹介します。

ふぐ以外にもたくさん! 魚にまつわる記念日

2月9日「ふくの日」

2月9日の「ふくの日」は、ふぐの取扱量が日本一を誇る下関が中心となって制定されている記念日です。ふぐの豊漁や航海の安全、そしてふぐ業界の発展を祈って、下関ふく連盟によって2月9日を語呂に合わせて定められています。
また、毎月29日を「ふくの日」としているところも多く、なかでもふぐシーズンの到来を迎える9月29日や、11月29日の「いいふくの日」当日はイベントなども開催されています。

3月20日「カツオの日」

3月20日の「カツオの日」は、和歌山県すさみ町が定めた記念日です。すさみ町ではカツオを「町の魚」としており、「ケンケン漁」という漁法が盛んなことからその方法で釣れたカツオをブランド化するために制定されたそうです。

5月4日「シラスの日」

5月4日の「シラスの日」は、シラス漁が盛んになる5月の4日にシラスの「シ(4)」を語呂に合わせて日本記念日協会によって認定されています。
また、5月4日は「みどりの日」でもありますので、自然の恵みや海の幸に感謝し、シラスの豊漁を祈願するという意味も込められています。

6月1日「アユの日」

6月1日の「アユの日」は、和歌山県の全国鮎養殖漁業組合連合会によって制定されている記念日です。多くの地域で鮎釣りが解禁となる6月1日に合わせて定められており、アユのおいしさを多くの消費者に呼びかけることを目的としています。

7月5日「アナゴの日」

7月5日の「アナゴの日」は、アナゴの「ナ(7)」と「ゴ(5)」に語呂を合わせて大阪府のアナゴ食材を取り扱う企業によって制定されています。
7月はアナゴがおいしくいただけるシーズンということもあり、「土用の丑の日」のウナギのように夏にアナゴを食べる習慣を定着させたいという思いが込められています。

8月3日「ハモの日」

8月3日の「ハモの日」は、徳島県漁業協同組合連合会によって制定された記念日です。関西地方では「ハモ」を「ハミ」と呼ぶことから語呂合わせで8月3日に定められました。
「ハモ」の語源は諸説ありますが、大きな顎と鋭い歯を持つという特徴から「食み(ハミ)」・「食む(ハム)」と呼ばれていたことが由来といわれています。

10月4日「イワシの日」

10月4日の「イワシの日」は、大阪おさかな健康食品協議会によって1985年に制定されました。「イ(1)」、「ワ(0)」、「シ(4)」という語呂合わせで10月4日に定められており、おいしくて栄養豊富なイワシをPRすることを目的としています。

11月11日「サケの日」

11月11日の「サケの日」は、大阪の鮭の日委員会によって制定されている記念日です。「鮭」という字の旁(つくり)の部分、「圭」を分解すると「十一十一」となることから11月11日と定められました。

12月20日「ブリの日」

12月20日の「ブリの日」は、「鰤」という漢字が魚へんに「師」と書くため、年の瀬になると使われる「師走」という言葉に当てはめられ、さらに20日をブリと読む語呂合わせが由来となっています。
「ブリの日」と制定した団体や目的は明らかにされていませんが、西日本では年取り魚・出世魚の縁起物として年末年始に用いられることが多い魚です。

そのほかにも、2月14日の「ニボシの日」や6月22日の「カニの日」、8月8日の「タコの日」や10月10日の「マグロの日」など、海の生き物にまつわる記念日は数多く制定されています。

忙しい日々のご馳走に! 「ふくの日」はふぐ料理を楽しもう

ふぐをはじめとする代表的な魚の記念日についてご紹介しました。語源の由来がユニークなものなど、一年を通して様々な魚たちが記念日に制定されていますが、そのどれもが豊漁や業界の発展、魚のおいしさを人々に広めたいという祈りや願いが込められています。

ふぐの記念日は2月9日の「ふくの日」、11月29日の「いいふくの日」が有名ですが、特定の記念日以外には毎月29日を「ふくの日」として楽しむという方もいらっしゃいますので、忙しい日々を送るご家族やご自分へのご褒美として月末は是非ふぐ料理をいただいてみてはいかがでしょうか?

下関ふぐ問屋 下関さかいオンラインショップ
TOP