ふぐを知る・学ぶ

ふぐの歯はピラニアに匹敵する切れ味?!

高級魚でありながら、体をまんまるに膨らませるユニークな姿が特徴的なフグですが、実は「歯」も特徴的であることをご存知でしょうか?

小さな口の中には、上下それぞれ2枚、計4枚のクチバシのような板状の歯を持っています。
この歯を使ってエビやカニなどの甲殻類や貝、ヒトデなどを捕食しているのです。

トラフグが属するフグ科のフグは上記のような4枚の歯を持っていますが、フグの種類によっては2枚、もしくは3枚の歯を持っています。

ふぐの歯の切れ味はピラニアにも匹敵する?!

フグの歯はとても丈夫で強力です。
噛む力がとても強く、漁師の方が使う直径2mm程度のワイヤーなら簡単に噛み切ってしまうほど。

フグの歯がどれだけ強力かがよくわかる動画をご紹介します。
アルミ缶をいとも簡単に切り抜いてしまうフグの姿は衝撃的です。愛らしい見た目から連想していたイメージが覆されるかもしれません。

タイでは、川を泳いでいた少年が川から上がると、耳の一部を2cmほど噛み切られていたとの報道がされました。
産卵期に入り警戒心が強くなっていたフグが近くにいたため、このような事故が起こってしまったそうです。

ふぐの養殖場で行なわれる「歯切り」

大量のふぐが泳ぐフグの養殖場では、フグ同士の争いによりヒレや尾びれなどの噛み合いを少なくするため、フグの「歯切り」が稚魚の頃から定期的に行なわれています。

一尾ずつ、人の手によってニッパーなどで丁寧に歯切りを行なうため、フグの養殖で一番大変な作業だと言われています。
手慣れた人が行なうと、1時間のうちに300匹以上のフグが歯切りされるとか。
フグに噛まれると大怪我をするため、作業時は必ず軍手を着用しています。

お互い傷付け合うことなく、元気で立派なフグへ成長してもらうため、どんなに大変でも歯切りはフグの養殖には必要不可欠な作業であるとも言えます。

その怖さを知っているからこそ、プロでさえ慎重になるフグの強力な歯。
噛まれると想像以上に大怪我をする可能性があるため、海や川でフグを見かけても不用意に触らないなど、フグの扱いには十分注意する必要がありそうです。

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