ふぐを楽しむ

トナカイフグだけじゃない! クリスマスにちなんだ海の生き物たち

クリスマスシーズンになると街中で見られるたくさんのイルミネーションやツリーのほか、水族館でもクリスマスにちなんだ生き物の展示が行われ多くの人で賑わっています。
ふぐの仲間では2本の角がトナカイの角のように見える「コンゴウフグ」が知られていますが、そのほかにはどんな海の生き物が人気を博しているのかご存知でしょうか?

クリスマスシーズンに人気の海の生き物4選

コンゴウフグ(トナカイフグ)

黄色い姿が可愛らしいハコフグの仲間「コンゴウフグ」は、目の上に伸びる2本の角を持っているのが特徴で、クリスマスシーズンには水族館などで「トナカイフグ」の愛称で呼ばれ活躍しています。
また海外では「ロングホーン・カウ・フィッシュ」(長い角の牛のような魚)と呼ばれているほか、古代インドの法具「金剛杵」(こんごうしょ)に似ていることがコンゴウフグの名前の由来となりました。

シロボシアカモエビ(サンタエビ)

「シロボシアカモエビ」は鮮やかな赤い体に白い斑点が入り、脚の先も白い特徴的な見た目で「サンタエビ」と呼ばれています。クリスマスシーズンにはトナカイフグとともに水族館で展示されていることが多い生き物です。
白い脚で「ホワイトソックスシュリンプ」と呼ばれることがあるほかには、体表の寄生虫などを食べる習性があるため「クリーナーシュリンプ」とも呼ばれています。

ダンゴウオ

カサゴ目カジカ亜目に属する「ダンゴウオ」は、全長2~4cmほどの丸くコロッとした体型が可愛らしい魚です。体色は赤や緑といったクリスマスカラーのほか、紫や黄色、青など豊富なカラーバリエーションが魅力となっており、育つ環境で色が変わるといわれています。
海ではダイビングを楽しむ人々や子供達からも人気を博している魚で、飼育は難しいとされていますがペットとしても親しまれています。

カミソリウオ

ユニークな体型の「カミソリウオ」は、トゲウオ目に属する魚でサンゴ礁や岩礁などに生息しています。水中をゆらゆらと泳ぎ、周囲の環境に溶け込むように擬態するのが特徴で、赤や緑、黄色や茶色など様々なカラーバリエーションがあります。
観賞魚としても人気が高く、その鮮やかなカラーでクリスマスシーズンに紹介されることが多い魚の一つです。

このほかにも薄ピンク色が美しい「アカネハナゴイ」や、ペイズリー柄のような模様が印象的な「マンダリンフィッシュ」など、クリスマスのイメージにぴったりな海の生き物が数多く存在します。
なおトナカイフグについては、ふぐマガでも過去に取り上げていますので、ぜひそちらもご覧ください。(クリスマスを盛り上げるふぐ?! トナカイフグとは)

クリスマスシーズンのお出かけは水族館もおすすめ!

クリスマスシーズンのお出かけといえば、イルミネーションやクリスマスマーケットなど魅力的なスポットが満載ですが、水族館に足を運んでみるのもおすすめです。
ふぐの本場、山口県下関市で100種類以上のふぐの仲間を展示している水族館「海響館」でもクリスマスイベントが毎年行われています。

また近年は今回ご紹介した「トナカイフグ」をはじめ、全国各地でクリスマスにちなんだ生き物の特別展示を行っている水族館も多く、なかには魚たちによるツリー点灯などユニークなイベントを行っている施設もあります。
ぜひご家族や友人と一緒に水族館で楽しいクリスマスシーズンを過ごしてみてはいかがでしょうか?

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