歴史的にも有名な平家と源氏の最終決戦の地となった下関・壇ノ浦。
その歴史的決戦の舞台、壇ノ浦古戦場を臨む下関市・みもすそ川公園では、昔懐かしい自転車を引いて、紙芝居を使って語り部が下関に関する歴史を伝える「歴史体感☆紙芝居」が毎日公演されています。
この紙芝居の季節によって変わる演目に、7年ぶりに新演目「下関ふく物語」が追加されました。
「歴史体感☆紙芝居」とは?
2004年に下関市内の有志によってスタートした「歴史体感☆紙芝居」は、語り部の会に所属しているボランティア8名が交代で、下関ゆかりの歴史を紙芝居で公演しています。
これまでに「晋作と龍馬」「壇ノ浦合戦絵巻」「怪談 耳なし芳一」「動けば雷電の如く 風雲児・高杉晋作」をそれぞれ期間を定めて公演してきました。
昭和にタイムスリップしたかのような自転車の荷台に紙芝居舞台を乗せ、約10分ほどの公演時間の間に、語り部による臨場感あふれるパフォーマンスと能弁な語り口調で、観る者をぐいぐい引き込み楽しませてくれる人気の企画です。
7年ぶりの新演目「下関ふく物語」とは?
関東から下関の親戚の家に遊びに来たトモ子さんと、叔母のヨシ江さんが中心となって物語が進みます。
豊臣秀吉によって「フグ食禁止令」が出された理由、その禁止令を伊東博文が解禁したきっかけ、市場でフグだけが独特でユニークな「袋セリ」と呼ばれる競りを行うようになったか、ふぐ調理師のこだわりが詰まったふぐ包丁についてなどなど。
歴史や調理、ふぐの呼び方、下関についてなど、多岐にわたってふぐに関する話が続々と語られ、語り部の話に一気に引き込まれます。
ほんの10分程度の紙芝居なのに、ふぐに関するうんちくがこれでもか!と詰め込まれているため、見終わる頃にはみなさんフグ博士になっているかもしれませんね。
「下関ふく物語」は期間限定上演中!
歴史体感☆紙芝居は、下関市みもすそ川公園(雨天時は関門トンネル人道入口そば)で、午前10時から午後3時の間に観覧者が集まり次第、無料で上演されます。
なんと、上演後にはポストカードなどのプレゼントもあるとか!
歴史的地で聞く紙芝居は非日常を体感できる、趣深く楽しい経験になるのではないでしょうか。
新作「下関ふく物語」の上演は10月31日(火)まで毎日公演しています。
期間限定公演なので、下関を訪れた際は是非お見逃しなく!
歴史体感☆紙芝居「下関ふく物語」
- 公演期間
- 2017年9月1日(金)〜10月31日(火)
- 公演時間
- 期間中 毎日10:00〜15:00(荒天の場合は中止)
- 公演場所
- 山口県下関市みもすそ川町1「みもすそ川公園」(雨天時 関門トンネル人道入口そば)
- 料金
- 無料
- お問い合わせ
- しものせき観光キャンペーン実行委員会(下関市観光政策課内)
TEL:083-231-1350