ふぐを食べる

手についたふぐなどの魚の臭いを落とす3つの方法

ふぐは「テトロドトキシン」という猛毒を持っているため、有資格者の手によって有毒部位を取り除く処理が必要です。
近年は、あらかじめ有資格者によって除毒処理がなされた「身欠きふぐ」を利用するご家庭も増えてきています。

しかし、ふぐをはじめとする魚は触ると手に生臭いニオイが残りやすく、調理が面倒だと感じることも。
そこで今回は、ふぐを触ったあとについた手のニオイを落とす方法をご紹介します!

魚に触ると手にニオイがつく原因

魚を触ると、なぜ手に生臭いニオイがつくのでしょうか?

魚を触ったあとに手にニオイがつく原因は、実は細菌が大きく関係しています。
細菌は、魚に含まれている旨味成分である「トリメチルアミンオキサイド」という物質をエサにして繁殖します。そして、細菌が持つ酵素によって「トリメチルアミン」という物質に分解されます。

この「トリメチルアミン」が手にニオイがつく原因となり、時間が経って魚の鮮度が落ちれば落ちるほど強いニオイを放ちます。
さらに、「トリメチルアミン」は手に馴染みやすく、お肌のシワや指紋などの溝に入り込んでしまうため手を洗ってもなかなかニオイが落ちにくいのです。

ふぐを触ったあとについた手のニオイを落とす3つの方法

石鹸で洗ってもなかなか取れない魚のニオイをどのようにして落とすのでしょうか?
ふぐなどの魚を触ってついた手のニオイを、効果的に落とす方法をご紹介します!

レモンなど柑橘系の果物、お酢を使う

レモンなどの柑橘系の果物に含まれているクエン酸には殺菌作用があり、手についた細菌を分解してニオイを落とす効果があります。石鹸で手を洗ったあとは果汁を少し垂らしてよく擦り込ませましょう。
また、クエン酸はお酢にも含まれていますので、水で2倍くらいに薄めてから手を擦り洗いする方法も効果的です。

塩を手につけてからすすぎ洗いする

塩には手のニオイの原因となる細菌を分解する作用があります。魚を触ったあとに塩を手につけて水ですすぎ洗いするだけでニオイを落とせます。
しかし、手や指に傷がある場合は、痒みや痛みを起こす原因となりますので注意が必要です。

ステンレスに触ってから水洗いする

水道の蛇口の金属部分などに用いられているステンレスには鉄イオンが含まれており、手についた細菌と化学反応を起こしてニオイを消す効果があります。魚を触ったあとは、水道の蛇口に手を擦ってから水で洗うようにしてみましょう。
また、ステンレスの効果を利用して市販されている「ステンレス石鹸」もオススメです。

そのほかにも、重曹や歯磨き粉、ブラシやお茶を飲んだあとの茶殻など、すぐにご家庭で用意できるもので手についた魚のニオイを落とすことができます。

まとめ

ふぐなどの魚を触ったあとについた手のニオイを落とす方法をご紹介しました。
魚のニオイは石鹸だけではなかなか落ちにくいですが、ご家庭にある身近なものでも対処できることを覚えておくと良いかもしれません。

ご家庭でも安全にふぐを楽しめる「身欠きふぐ」を調理する際も、手についた魚の生臭さを取る方法を覚えておけば、より気軽にふぐ料理を楽しめるかもしれませんね!

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