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大きな拍手を! 三重県の小学生が「ふぐ処理師試験」に合格

ふぐの本場・下関では、2023年8月に山口県内で最年少となる「小学生ふぐ処理師」が誕生し大きな話題となりましたが、なんと今年は三重県でも小学生が「ふぐ処理師試験」に見事合格しました!

ふぐの捌き方を猛特訓し見事試験に合格!

今回、東海3県で初めて小学生で「ふぐ処理師試験」に合格したのは、三重県尾鷲市の小学6年生です。
小さな頃から魚が大好きだったそうで、1年生の頃から地元の鮮魚店に通って魚の捌き方を教わり、5年生になって師匠にあたる方から「ふぐ処理師試験」の受験を後押しされたのがきっかけになったということです。

三重県ではこれまで試験にチャレンジするには2年以上の実務経験を積むなどの条件があったものの、2023年から受験資格の一部が改正され、小学生でも受けられるようになりました。
ふぐの捌き方を猛特訓し、見事に合格したふぐ処理師の免許証を手に、「尾鷲の魚を全国に広めたい」という夢への一歩を踏み出した東海が誇る「小学生ふぐ処理師」の今後の活躍に期待です。

なお「ふぐ処理師試験」の受験資格は都道府県によって制度の内容が異なりますが、「ふぐの調理に興味を持つ人が少しでも増えて欲しい」という思いから、ふぐの取扱量が日本一を誇る山口県を中心に取得条件緩和の取り組みが近年行われていました。
また山口県では、ふぐに関する知識や技術を学ぶ授業や実技指導が試験前に行われており、参加者も増加傾向にあります。そのほかの地域でも、今回の「小学生ふぐ処理師」誕生のニュースをきっかけに、今後さらに多くの方から注目を集めるかもしれませんね!

ふぐ処理師資格の取得条件緩和で広がる新たな可能性

ふぐ処理師資格の取得条件緩和は、これまでふぐ料理には縁がなかった他ジャンルの料理人など、たくさんの方が興味を持つきっかけにもなり、今までにない料理の誕生といった新たな試みに期待が寄せられています。

とはいえ、資格取得にはふぐに関する知識や技術が問われる厳しい試験にまずは合格しなければならないので、大変な努力を重ねなければなりません。
そんななか、今回三重県で初めて小学生で試験に合格するという結果を残した、未来の水産業界を担う若者の挑戦に大きな拍手を送りましょう!

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