ふぐの取扱量が日本一を誇ることで知られる山口県下関市の南風泊(はえどまり)市場では、新春恒例の「ふぐの初競り」が今年も行われました!
今年の「ふぐの初競り」最高価格は?
新春「ふぐの初競り」は、2023年を迎えて間もない1月4日(水)の午前3時20分ごろからベルが鳴り響いてスタートしました。
「ええか、どうか」という威勢のいい掛け声とともに、競り人と仲買人が黒い袋の中で互いに指を握って価格を交渉する、下関の伝統的な「袋競り」という方法で活きのいいトラフグが次々と競り落とされます。
今年の初競りの最高価格は、海の状況が穏やかで入荷量が多かったため昨年より2000円安い1キロ1万5000円となり、荻市沖や瀬戸内海などで獲れた天然物2.6トン、養殖物4トンのトラフグが競り落とされて主に関東や関西へ出荷されました。
市場を運営している下関唐戸魚市場の郷田祐一郎社長は、「ウサギ年で相場が跳ねるとまではいきませんでしたが、例年並みの良いスタートが切れました。今から水温も下がって白子も張ってきておいしくなりますので、是非下関のふぐを食べていただきたい」と話していました。
新型コロナウイルスによる感染状況がまだまだ予断を許さない状況が続いていますが、少しでも落ち着いて外食需要の回復をはじめ、ふぐ業界の今後の「幸ふく(福)」と発展を願うばかりです。
下関のおいしいトラフグで「幸ふく(福)」な1年を!
ふぐの本場・下関で毎年行われている「ふぐの初競り」は、関係者にとっては新たな1年への期待が込められた大切な行事であり、ふぐシーズン真っ只中ということでメディアからの注目度も高く、毎年テレビやインターネットのニュースなどでも大きく取り上げられています。
トラフグは下関では「幸福を呼ぶ魚」として知られ、昔から「幸福」の「福」に掛けて「ふく」と呼ばれていることから、新年の幸せを願う縁起物にもピッタリな食材です。
今回、「初競り」に関するテレビのニュースなどの報道がきっかけでふぐ料理に興味を持たれたという方は、是非下関のトラフグを味わってみてはいかがでしょうか?
下関の熟練の職人が調理した上質なふぐ料理の通販を行なっている老舗ふぐ問屋「下関さかいオンラインショップ」では、季節や行事に合わせたキャンペーンも実施していますので、是非参考にしてみてくださいね。