ふぐニュース

33回目の伝統行事 下関ふぐ料理の宮家献上

2021年2月24日(水)、ふぐの本場・下関のふぐ料理が今年も宮家に献上されました。下関ふく連盟によるふぐ料理の宮家への献上は1988年から行われており、今年で33回目となります。

今年も下関伝統のふぐ料理が宮家に献上

ふぐの取扱量が日本一を誇る下関では、2月20日(土)に秋篠宮家など5つの宮家に献上される天然トラフグの調理方法が公開されました。
献上には、下関市内の南風泊(はえどまり)市場で水揚げされた2〜3キロほどの活きのいい天然トラフグ約10匹が使用され、22日未明に調理し24日午前中に宮家に届けられました。

下関のふぐ料理の宮家への献上は1988年から行われており、下関ふく連盟に所属する関係者が年ごとに交代で調理をしています。
今年も本場・下関の熟練の調理人が腕を振るい、天然トラフグの引き締まった身を厚さ1ミリ以下になるよう包丁を引き、直径33センチの美しい陶器皿の上に1枚1枚丁寧に盛り付けた伝統の「菊盛り」が完成しました。

このふぐ料理の代表格である「ふぐ刺し」とともに、鍋用に調理された切り身や皮刺しなどがセットにされ、市内の赤間神宮でお祓いを受けたあとに宮家へと発送されました。
なお、例年ふぐの献上は下関ふく連盟の関係者によって宮家へと直接届けられていますが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため持参は見送りとなり、安全に届けられました。

下関ふく連盟では、下関市へのふるさと納税の返戻品として献上品と同仕様の「ロイヤルセット」を用意しています。製造元はもちろん毎年順番に献上を行っている9社です。

本場・下関のふぐ料理をおうちで楽しもう!

1988年から30年以上にわたって続けられているふぐ料理の宮家への献上は、下関の伝統行事の一つであり、ふぐ業界、そして日本の未来のさらなる発展への願いが込められています。
こうしてふぐ料理の献上が長年行われているのも下関のふぐがおいしさだけでなく、安全面でも高く評価されて信頼を得ている証であるともいえますね。

また、下関のふぐ料理の宮家への献上は例年各メディアで取り上げられることも多く、ニュースなどでご覧になった方のなかには「下関のふぐ料理を食べてみたくなった」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
新型コロナウイルスによる影響が続く昨今は、飲食店のテイクアウトや通販への取り組みに改めて注目が集まっていますが、下関でも今回宮家へ献上されたふぐ料理の代表格「ふぐ刺し」をはじめ、様々な商品が通販で購入可能です。

なかでも、下関の熟練の職人が調理した上質なふぐ料理の通販を行なっている老舗ふぐ問屋「下関さかいオンラインショップ」では、様々なイベントやシーズンに合わせたキャンペーンも実施していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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