2月9日「ふくの日」に「ふくの日祈願祭」実施
「ふくの日祈願祭」は、下関ふく連盟によって1980年に2月9日を「ふくの日」と語呂あわせから制定したことをきっかけに毎年執り行われている、下関のふぐ業界者にとっては欠かせない行事のひとつで、今年で36回目を数えます。
一年を通じ最もとらふぐが美味しいとされるこの時期に下関のふぐ業界関係者などが集まり、下関市内の恵比須神社にて毎年祈願祭が執り行われています。
水揚げされたばかりの天然とらふぐ2匹をはじめ供物を捧げ、拝殿までの石段を法被姿のふぐ業界関係者が一列になって登り、本殿前にてお祓いを受け各自玉ぐしを奉じました。
狭い拝殿の中は人で一杯で身動きもままならぬ状況でしたが、参列者はみな真剣な顔で「ふく」を呼び寄せるため、ふぐのPR、豊漁、航海安全、業界隆盛を祈願しました。
昨年より多くの人が訪れた2月11日「ふくの日」まつり
ふぐの取扱量日本一を誇る「下関市南風泊(はえどまり)市場」周辺で、2016年2月11日(祝)に「ふくの日まつり」が開催されました。
ふくの日まつりは本来、南風泊水産加工団地組合の産業祭でしたが、現在は、このお祭りに下関ふく連盟が乗っかった形で開催されています。
この日は下関市内だけでなく、近隣からも多くのお客さんが詰めかけたので、南風泊市場のある彦島地区は大渋滞となりました。
会場で午前中から長蛇の列ができていたのは、先着1000人に振舞われる「ふぐ鍋」。寒い中多くの参加者が行列を作っていました。
また、子供たちによるふぐつかみ捕り大会が行われたりと、家族で楽しめるイベントも豊富で、開場は多くの家族連れの熱気にあふれていました。
今シーズンは好天に恵まれ漁獲量が昨シーズンの4割増と豊漁だったこともあってか、ふぐを目当てに昨年よりも多くの来場者が訪れました。
来シーズンは今年以上の漁獲量を期待したいものです。