毎年2月にやってくる「節分の日」。当日は全国各地で「鬼は外、福は内!」と賑やかな掛け声とともに豆をまいて家族の健康と幸せを願う日本古来の文化であり、近年は恵方巻きをいただく習慣もすっかり定着してきました。
節分の日の縁起物としては、「幸ふく(福)」を呼び込むとされるふぐ料理もオススメですが、実は今ふぐの仲間・ハチノジフグが注目を集めていることをご存知でしょうか?
今回は、節分の日に人気のハチノジフグやオススメのふぐ料理をご紹介します!
節分の日に人気のふぐ?! ハチノジフグとは
ハチノジフグは、タイやインドネシアの汽水域に生息するフグ目フグ科の魚です。背中に数字の「8」のような模様が見えるのが最大の特徴であり、鮮やかに浮かぶ黄色の模様が美しいふぐですが、個体差が大きいため実際には8の字の模様が現れないものもいます。
全国各地の水族館などでは節分の日が近づくと、ヒレを小刻みに動かしてすばしっこく泳ぐハチノジフグの姿を節分でまかれる豆に見立てた展示が行われ、近年人気を博しています。
ハチノジフグの「8」の模様は漢字にすると末広がりで縁起がよいとされていることから、新年の幸せを願って邪気を払う節分の日にぴったりなふぐとして選ばれているそうです。
なかでも、岐阜県各務原市の世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふでは、「ハチノジフグの鬼退治」というタイトルが付けられ、ハチノジフグが大きな鬼を退散させるように仕立てたユニークな展示が話題となっています。
恵方巻きと一緒に楽しもう! 節分の日にオススメのふぐ料理
節分の日といえば恵方巻きが定番ですが、新しい一年の幸福を願う縁起物としてはふぐ料理もオススメです。
本場・下関ではふぐは「幸福を呼ぶ魚」とされ、「福」に語呂を合わせて「ふく」と呼ばれており、節分の時期はトラフグが最もおいしくいただけるシーズンとも重なるため、ご家族で豆まきを楽しんだあとのご馳走にもピッタリなのです。
ふぐ料理には、ふぐ刺しやちり鍋のほか、白子や唐揚げ、ふぐひれ酒などさまざまな種類があり、なかでもトラフグのお刺身とちり鍋はふぐ料理の代表格として古くから多くの人々に愛されています。
お刺身のコリっとした歯ごたえと、口の中へジワ〜っと広がる深い味わい、そしてトラフグの旨みが溶け込んだ出汁でプリプリの身を贅沢に味わえるちり鍋は絶品ですよ!
本場・下関のふぐ料理が通販でも購入可能!
ふぐの本場・下関では、節分の日のご馳走にピッタリなふぐ料理や、贈り物としても活用できる様々な商品が販売されていますが、遠方でなかなか現地まで足を運ぶのは難しいという方には通信販売を利用してみるという方法もあります。
なかでも、下関の熟練の職人が調理した上質なふぐ料理の通販を行なっている老舗ふぐ問屋「下関さかいオンラインショップ」では、様々なイベントやシーズンに合わせたキャンペーンも実施しています。
今回ご紹介したオススメのふぐ料理以外にも、さまざまな商品が豊富に扱われていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。