ふぐを知る・学ぶ

お彼岸といえば「ヒガンフグ」! 春はふぐ料理を楽しもう

昔からふぐが旬を迎えるシーズンは「秋の彼岸から春の彼岸まで」といわれており、冬が最もおいしくいただける時期となります。その一方で、なかには春のお彼岸ごろによく獲れることが名前の由来となっている「ヒガンフグ」というふぐがいることをご存知でしょうか?

そこで今回は、春を満喫するご馳走にピッタリなヒガンフグについてご紹介します。

春のお彼岸が名前の由来の「ヒガンフグ」とは?

ヒガンフグは日本各地に生息するふぐの仲間で、主に浅い岩礁帯や藻場などに分布しています。体長は約35cm前後、背面は淡茶褐色でやや大きめの黒色斑が散布しており、腹面が白いのが特徴です。
眼球の周りが赤いため「アカメフグ」と呼ばれることがありますが、正式名称がアカメフグという種類が別にいるため取り扱いには注意が必要です。

ヒガンフグは漢字では「彼岸河豚」と書き、その名の通り産卵時期を迎える春のお彼岸ごろによく獲れることが由来となっています。
また、他のふぐと同様にヒガンフグも強い毒を持つことから、ふぐ調理師免許を持たない素人が調理して誤って食べてしまうと命の危険にさらされる=「彼岸に行く」という意味合いも込められています。

一方、ヒガンフグは身が硬くしまっていて特にお刺身にするとおいしいと定評があり、ふぐの本場・下関をはじめとする日本各地で親しまれている食材でもあります。
残念ながら白子は食べられませんが、お刺身以外では鍋や味噌汁、唐揚げもオススメですので、ぜひ春のお彼岸シーズンにいただいてみてはいかがでしょうか?

新たな門出のお祝いに! 春はふぐ料理を楽しもう

春のお彼岸ごろによく獲れるヒガンフグは、新たな季節を感じるのにピッタリな食材ですが、「秋の彼岸から春の彼岸まで」といわれているトラフグの旬が一旦落ち着く前にラストチャンスを楽しもうという方も毎年多くいらっしゃいます。
特に春は入社や入学などの節目を迎える季節でもありますので、「幸ふく(福)」を呼び込むとされるふぐの料理は新たな門出のお祝いとしてもオススメなのです。

下関の熟練の職人が調理した上質なふぐ料理の通販を行なっている老舗ふぐ問屋「下関さかいオンラインショップ」では、春のお彼岸のご馳走にピッタリなふぐ料理や、お祝いとしても活用できる商品が販売されています。
様々なイベントやシーズンに合わせたキャンペーンも実施していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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