2018年6月17日、山口県下関市を自転車で走行する「明治維新150年記念ツール・ド・しものせき2018」が開催されました。
「ツール・ド・しものせき」は今年で開催12回目を迎え、下関の初夏の風物詩の一つとなっています。
自転車で指定のコースを走りながら、下関の美しい景色が楽しめると、近年注目されているサイクリング大会のひとつです。
下関ならではの魅力が詰まった「ツール・ド・しものせき」
「ツール・ド・しものせき」は、サイクリングを通じて地域発展への貢献を目指している大会ですが、他のサイクリング大会にはない魅力として注目したいのが、参加者を迎える下関ならではのおもてなしです。
例えば、自転車で周遊しながら下関の美しい自然を楽しむことができるサイクリングコースの途中では「エイドポイント」と呼ばれる補給所が各所に設置され、地元の方々が飲みものや、おいしいグルメを参加者に振る舞います。
近年は特にこのエイドポイントの補給食に力が入れられ、今年はサザエ飯や角煮まん、ジビエウインナーなど豪華なグルメが用意されたほか、明治維新150年を記念し、記念ロゴが焼き付けられた饅頭なども登場しました。
また、タイムデータや完走順の発表は行なわず、時間内に完走することを目標としていることから、サイクリング大会初心者でも参加しやすいことでも知られています。
小学4年生以上からエントリーできることもあり(※ロングコースは中学生以上)、1,250人分の参加申し込み枠が応募エントリー開始から、約30分で埋まってしまうほど高い人気を誇っています。
サイクリング後に味わう「ふく鍋」が大好評!
下関の美しい海岸線を自転車で駆け抜け、緑豊かな山間部を走り、最後の深坂峠を越えると、いよいよゴールへ向かう下り坂が待っています。
「ツール・ド・しものせき」には、ロングコース(約130km)とショートコース(約45km)がありますが、その長い旅路を終えた参加者を出迎えるのは、下関名物「ふく鍋」です。
この大会で振る舞われているグルメの中でも「ふく鍋」は特に人気で、ふぐが丸々一匹入った贅沢な鍋が、疲れた体にしみわたると参加者に大好評でした。
参加者達は完走した達成感とともに、下関の美しい自然と「ふく鍋」をはじめとしたおいしいグルメを堪能し、それぞれ満面の笑みにあふれていました。
「ツール・ド・しものせき」は年々人気を集め、全国各地から多くのサイクリストが参加しています。
毎年行われていますので、ふぐマガでこのイベントを知ったという方も来年以降、下関の自然と味覚を満喫しながらサイクリングを楽しむために、参加を検討されてみてはいかがでしょうか?