ふぐを食べる

さわやかな味で夏の暑さも和らぐ! 「ふぐのタタキ」

コリっとした歯ごたえと、ジワ〜っと口の中で広がる奥深い味わいが人気のとらふぐは、冬だけでなく夏も楽しめる食材として親しまれています。
暑い夏に食べるふぐ料理には、見た目も涼しげな「ふぐ刺し」や、ビールとの相性が最高な「唐揚げ」などが人気ですが、そのほかにもさわやかな味わいが楽しめる「ふぐのタタキ」をご存知でしょうか?

今回は、夏にピッタリなふぐ料理「ふぐのタタキ」についてご紹介します。

ふぐのタタキの「タタキ」とは?

「ふぐのタタキ」の「タタキ」とは、切り分けた魚の身を表面だけ火で炙った調理法のことです。

身の中までは火を通さず生の状態になっていることが特徴で、食材が持つ旨味を逃さず内側に閉じ込めておくことができるように工夫されて考え出された方法です。
さらに、同時に殺菌効果もあるため、新鮮な状態で安心して食べることができます。

「タタキ」といえばカツオが最も有名ですが、そのほかにもふぐをはじめサケやマグロなどの魚や、牛や鶏などの食材に用いられることが多い調理法です。
また、「タタキ」の語源については諸説ありますが、魚の身の表面を炙ったあと調味料をかけて味を馴染ませるために包丁の腹で叩いたという説や、包丁で叩くことで魚の身を引き締めたという説など、実際に「叩く」という工程があったことに由来しているといわれています。

ふぐのタタキは暑い夏にピッタリ!

「タタキ」という調理法はさまざま食材に用いられていますが、その中でも凝縮された旨味と淡白な白身を持つふぐとは相性がとてもよいことで知られています。

ふぐの身の表面だけを強火でサッと炙ることで新鮮な旨味がギュッと閉じ込められるだけでなく、タタキにすることでさくの周りの薄皮をはがなくてよいので、包丁が身に入りやすく、刺身にするのが簡単になります。
さらに、ふぐのお刺身は厚めだと弾力があって食べづらいとされていますが、タタキにすることで厚めでも食べやすくもなり、炙ったところの香りと一緒に弾力ある食感と歯ごたえがより楽しめる一品になります。

そして「ふぐのタタキ」をいただくときは、ふぐの味を一層引き立ててくれるポン酢やもみじおろしと一緒に食べると、夏の暑さも和らぐようなさっぱりとしながらも香ばしい風味が口いっぱいに広がります。
また、ポン酢にごま油を混ぜて見た目にも涼しい「中華風カルパッチョ」や、酢飯と一緒に握った「ふぐのタタキ寿司」、夏の定番そうめんにふぐのタタキを合わせるのもオススメです。

まとめ

夏にピッタリなふぐ料理、「ふぐのタタキ」についてご紹介しました。
夏に合うふぐ料理といえば、ふぐ刺しや唐揚げが思い浮かぶけれど、「ふぐのタタキ」も暑い季節に楽しめる料理だということをご存知なかったという方は多いのではないでしょうか?

「ふぐのタタキ」は夏の定番、つるりと喉越しの良いそうめんともよく合いますのでぜひ試してみてください。
そのほかにも、カルパッチョやタタキ寿司などアイディア次第でさまざまな楽しみ方がありますので、自分だけの「夏ふぐ料理」を探してみるのもいいかもしれませんね!

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