ふぐを知る・学ぶ

滅多にお目にかかれないフグ? ポーキュパインフィッシュとは

フグの仲間として知られる「ハリセンボン」は、国内外に多くの種類が生息しています。
なかでも大きな目が特徴的で、まるでマスコットのようだと人気を博している「ポーキュパインフィッシュ」という魚をご存知でしょうか?

ニュージーランド沖などに住む「ポーキュパインフィッシュ」

「ポーキュパインフィッシュ」はフグ目ハリセンボン科に属する魚で、和名では「スミツキイシガキフグ」といいます。
ニュージーランドやオーストラリアの南部で生息しており、日本の水族館では展示しているところが少ないため、なかなか見ることができない貴重な魚として知られています。

最大50cm程度にまで成長し、ハリセンボンとは異なり全身の棘が常に立ったままになっているのが大きな特徴です。ちなみに「ポーキュパイン」とは日本語で「ヤマアラシ」を意味します。
おちょぼ口で、くりくりした大きな瞳と丸いボディの可愛らしい姿をしている一方で、鋭い歯と強力な顎で甲殻類や貝類などを砕いて食べることができます。

大きな群れを作りますが、繁殖については実は分かっていることが少ない魚です。日本国内の水族館では飼育下での繁殖技術が確立されておらず、成功事例はごくわずかとなっています。

珍しいフグも鑑賞できる! 下関でフグ三昧な1日を楽しもう

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ポーキュパインフィッシュは、国内では数カ所の水族館でしか見ることができない珍しい魚ですが、フグの展示種数が世界一を誇る「下関市立しものせき水族館・海響館」で鑑賞できます。(※改修工事に伴い2025年8月1日からリニューアルオープン)
ほかにも、日本最大級のペンギン展示施設やシロナガスクジラ全身骨格標本といった見どころが盛り沢山です。訪れる際は、SNSや公式サイトで最新情報を確認しましょう。

また、フグの本場・下関では海響館以外にも、「世界一のふくの像」で有名な「亀山八幡宮」など観光スポットが充実していますので、お出かけの際はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?グルメはもちろん、観光もまさにフグ三昧な1日が楽しめますよ。

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