ふぐニュース

毎年恒例! 2月9日「ふくの日」に祈願祭

下関ふく連盟によって、2月9日を語呂合わせから「ふくの日」として制定されたのが1980年のこと。
以降、毎年2月9日のふくの日には、下関のふぐ業界者にとって欠かせない行事のひとつである「ふくの日祈願祭」が執り行われています。
今年も2月9日に、例年同様ふくの日祈願祭が下関市内の恵比須神社にて執り行われました。

ふぐの豊漁・航海安全を祈願

ふくの日当日は天候悪く雨が降っていたものの、法被姿のふぐ業界関連者が拝殿までの石段を登り始める午前10時前には雨が止み、滞りなく神事が行われました。

水揚げされたばかりの天然とらふぐ1匹を手にした下関ふく連盟の見原宏理事長を筆頭に、関係者らが供物を神前に奉納しました。
昨年11月、ふぐの市場としても重要な役割を担う「下関唐戸魚市場」の社長が原田光朗氏から見原宏氏にバトンタッチされ、それに伴い下関ふく連盟の理事長も原田氏から見原氏に交代しました。見原理事長にとってはこの日が理事長交代後初めての大きな行事となりました。
見原理事長は「今が旬のふぐをしっかりPRして、消費の拡大につなげたい」と語っていました。

参列者は「ふく」を呼び寄せるために豊漁・航海の安全と水産業界の発展を真剣な面持ちで祈願しました。
祈願祭終了後は、市内の養護施設へふぐ刺しの慰問が行われました。

下関市内の小学校では給食にふぐ料理が登場

下関市内の小学校や中学校、幼稚園など約90箇所では、ふくの日にちなんで毎年2月9日には給食にふぐ料理が登場しました。
この日の献立は学校によって異なり、マフグが入ったやさしいみそ味の「ふくなべ」のほか、ふく雑炊やふくの味噌汁などが提供されました。

ふく給食は、学校給食を通して子どもたちに地元の自然や文化・産業などへの理解を深め、地元の名産物であるふぐの味を知ってもらおうと、市の教育委員が1994年から始めたものです。
食育としても素晴らしいこの取り組みを通じて、子ども達から親世代へもふぐの魅力が伝わっていくのではないでしょうか。

ゆくゆくは全国でもふくの日が浸透し、当たり前のように2月9日には各家庭の食卓にふぐ料理が並ぶ日が来るかもしれませんね。

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